宮崎市 「認知症連携パス」「認知症あんしんガイドブック」を作成配布

2016年5月21日

住み慣れた宮崎市で安心して暮らすために

宮崎市が「認知症連携パス(オレンジ手帳)」と「認知症あんしんガイドブック(認知症ケアパス)」を作成、交付している。同市では住み慣れた地域で安心して暮らすために、認知症の人や家族の不安を軽減する施策を行っており、これらの冊子もその一環となっている。

保険証といっしょにオレンジ手帳も

「認知症連携パス(オレンジ手帳)」は、主に認知症当事者や家族などが記入する欄で構成され、氏名や家族構成の他、自分が呼んで欲しい呼び方、好きな色や服、かかりつけ医などを書き込むようになっている。同市はこの手帳を保険証などともに持っておくことを推奨している。

宮崎市のホームページでも閲覧可能

「認知症あんしんガイドブック(認知症ケアパス)」には、アルツハイマー型認知症や血管性認知症、レビー小体型認知症といった認知症の分類などの基礎知識、相談窓口、認知症の進行度ごとに受けられる医療や行政のサービスを確認できる。

そして、認知症は症状が軽ければ軽いほど、進行を遅らせることができるため、早期発見の手引きとしての目安なども記されている。

これら「認知症連携パス」「認知症あんしんガイドブック」は地域包括支援センターと長寿支援課で交付され、窓口に来られない場合には担当者が自宅まで届ける。また、同市のホームページで閲覧することも可能になっている。

(画像は宮崎市のホームページより)

▼関連記事
認知症と地域を結ぶ架け橋募金を開始[宮崎県高鍋町]
県自治体による認知症の対策が加速。宮崎県の取り組み事例を紹介

▼外部リンク
「認知症連携パス(オレンジ手帳)」「認知症あんしんガイドブック(認知症ケアパス)」


このページの
上へ戻る