認知症と地域を結ぶ架け橋募金を開始[宮崎県高鍋町]

2016年2月3日

テーマ型募金プロジェクト

宮崎県児湯郡高鍋町「高鍋町共同募金委員会(高鍋社会福祉協議会)」は、県内初の「テーマ型募金」に取り組んでいる。3月まで3ヶ月間、町内の募金箱や口座振込で募り、新年度に事業を展開する。

認知症架け橋募金とは

高鍋町の現状としては、人口21,109人、65歳以上6,254人で高齢化率は29.63%である。軽度認知障害も含め、65歳以上の4人に1人が認知症といわれている全国平均に同町を置き換えると、1,500人程度が認知症とその予備群と推定される。

認知症を正しく理解して、地域で支え合う。それが、進行を遅らせるために大切なことである。これは認知症であっても安心して暮らせる町にするための取り組みを行うための募金であるとし、高鍋町は認知症に優しい町をめざしているという。

募金のつかいみち

いただいた募金は、以下の活動につかわれる。

認知症の理解や啓発のための講演会、ポスター・チラシなどの作成、各地区、学校、商店街などへの認知症に対する理解、啓発の促進。

予防支援のための、認知症予防講座(健康運動指導士による)、認知症につながる生活習慣病予防講座(保健師による)、回想法や音楽療法(認知症の進行を遅らせたり、精神的な安定を図る療法)の普及、啓発活動。

地域作りとして、認知症徘徊模擬訓練などの地域の見守りネットワークづくり、地域住民やボランティアなどによる認知症応援や見守り隊の結成、カフェやサロンなどの世代をこえたつながり・相談の場作り、高鍋町認知症介護者のつどいへの活動支援。

(画像はニュースリリースより)

▼関連記事
認知症予防法についてはこちらで紹介

▼外部リンク
高鍋町共同募金委員会(高鍋町社会福祉協議会)

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る