デリケートな排泄問題は「気遣い」と「漢方」でケアを
介護者にとっても重大な排泄問題
認知症患者を抱える家族にとって大きな悩みにもなるのが認知症患者の排泄ケアだ。子どもの排泄物とは違い、量も多いうえ臭いも強いため、こまめにきちんとケアしなければ、臭いが家中に漂ってしまう。
このような物理的な問題も大きいが、さらに難しいのが認知症患者に対する心のケアだ。認知症患者にもプライドがあり、本人が排泄に失敗したことを隠そうとして濡れた下着をタンスに隠してしまうなどのケースも少なくない。
こういった行為によってさらに家族の負担が増え、結果、尿漏れを放置してしまう事態を招くことも考えられる。認知症患者を傷つけずに、かつ、家族の負担も軽減するには、どのような対策をとればよいのだろうか。
排泄問題の原因はさまざま
認知症患者による排泄のトラブルの原因はひとつではない。「トイレがどこにあるかわからない」「尿意をもよおしたらトイレに行くということがわからない」といった認知機能の低下、トイレに移動できないなど運動機能の低下、消化器や泌尿器の機能低下などが複合的に重なって引き起こされる。
また、脳卒中や脳梗塞などによる脳血管障害が原因となって認知症が起こっている場合は、神経の損傷が尿失禁や頻尿を起こしていることもある。このように、原因が単純ではないため、排泄ケアも非常に複雑になってくる。
消化器や泌尿器に問題があれば治療も視野に入れなければならないが、基本は、患者がトイレに行きたがっているというサインを見逃さないこと、定期的にトイレに誘導するなど、気遣いをもって優しく関わることが大切だ。
複合的にアプローチする漢方も有効
このように複合的に原因が重なって起こるトラブル・不調に有効とされているのが漢方だ。漢方は、体を全体的に整えることで自然治癒力を高めて体調の改善につなげるのが目的の東洋医学で、近年、医療の現場でも広く取り入れられている。
漢方の概念には「「気・血・水(き・けつ・すい)」」があり、排泄トラブルは、この3つのうちの「水」に異常をきたしているものと考えられる。さらに、この「水」の状態を調整しているのが、五臓六腑の「腎」である。
この「腎」は腎臓ひとつを意味するのではなく、排尿や排泄、水分の代謝やホルモンのバランスなどさまざまな部分で総合的に働く。そして、この腎が衰える「腎虚」によって起こるトラブルのひとつが排尿・排泄トラブルである。さらに、「腎」は冷えにも直結し、冷えると頻尿になるのも「腎虚」と言える。
漢方では、腎虚など、排尿トラブルの原因になっている問題を探ってそこにアプローチし、改善していく。腎虚によいとされている漢方には、枸杞子 (クコシ)、大 棗(ナツメ)、甘 草(カンゾウ)、仙 茅(センボウ)、高麗人参(コウライニンジン)などがある。
排泄トラブル以外にもはたらく漢方
腎は、排泄のほか、もの忘れや思考力の低下といった、認知症にみられる症状や加齢による症状にもよいとされる。つまり、認知機能低下によって「トイレがどこか分からない」などによって排泄がうまくできないケースにも、泌尿器系や加齢によって漏らしてしまうケースにも両方に効果が期待できるのである。
漢方はひとつの成分でさまざまな症状に働きかけるため、漢方を取り入れることで、排泄問題だけでなく認知症の症状を全体的に改善に向かわせるうえ、西洋医学で処方される薬とも併用できるので、中核症状、周辺症状双方面からアプローチができる。
排泄ケアをサポートする「聡明の雫」
ドリンク型で飲みやすく、おすすめなのが、腎虚によいとされる漢方成分が含まれている「聡明の雫」だ。利用者の半数以上が、1ヶ月以内になんらかの変化を感じたというレポートもあり、注目を集めている。
《ご愛用者様の声1》10年間認知症で重度の方(自分で食事をとることが困難で、ベッドから起き上がることも出来なかった方。)
―――飲み始めて2週間後、自分から進んで食事を取るようになった。おむつ交換の際、介助者を手伝うようになった。
《ご愛用者様の声2》ひどい骨粗しょう症のため、自宅でも押し車を使用して歩いている女性
―――飲み始めてから1ヵ月後、尿漏れの回数と量がかなり減った。
※個人の感想です。
普段のケアに加え、漢方を取り入れることで排泄機能をサポート。排泄のサイクルが一定化し、体調、食欲改善も同時に図ることが期待できる。
排泄機能や認知機能が改善されることで家族の介護負担が減り、ストレスが軽減され、余裕が生まれ、「気遣い」ができるケアが実現される。それが良いスパイラルとなる。そんな環境を生み出すためにも、ぜひ「聡明の雫」をおすすめする。
(画像はイメージです)
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