弁当の配達から認知症の早期発見
2015年11月29日
高齢者の異変を早期に発見
11月18日、株式会社ヴェルペンファルマ(以下、ヴェルペンファルマ)は、自社が運営している保険外サービスの弁当の宅配サービスで高齢者の異変に気がつき、すぐに地域包括支援センターと連携、対応ができた事例を紹介した。
ヴェルペンファルマの運営する事業には、薬局、介護施設、弁当の宅配事業などがある。
社内の連携から地域包括ケアシステムの体制を整える
系列の「ヴェルペンほっとみーる」が弁当を配達したところ、利用者が「お弁当をもらっていない」と受け取ったことを忘れており、おかしいと思った配達のスタッフは、系列の地域包括支援センターへ認知症かもしれないと連絡。地域包括支援センターのスタッフが対応を行った。
高齢者は、他人を自宅へ入れることに抵抗があり、介護サービスを避ける傾向にあるが、弁当の配達を通じて、支援センターへの橋渡しを行ったのだ。
弁当の配達事業は、系列の「地域包括支援センターはちまん町」から、依頼を受けて独居の高齢者へのお弁当を配達することもある。今回の高齢者は、早めの対応により、「要支援」から「要介護」認定に変更になった。それにより、多くの介護サービスの受給が可能となった。
グループ会社だからできる連携
今後も各事業所同士が、連携を行い利用者の異変を察知し、介護予防を行うことを目指していく。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
ヴェルペンファルマ プレスリリース
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