兵庫県のチェックシートで認知症の早期発見を

2016年6月2日

早期発見が欠かせない認知症対策

兵庫県が公式ホームページで、「認知症チェックシート」を公開している。このチェックシートは誰もが同ホームページで閲覧、ダウンロードできる。

現在、多くの人が認知症にかかり、今後も増加していくことが予想されている中、治療の開始が早期であればあるほど、進行を遅らせるなどの対処が可能なことから、認知症ではできる限り早い段階で症状に気づくことが重要となっている。

聞いたばかりの話を思い出せないことはありませんか?

兵庫県が作成したこのチェックシートには「財布や鍵など、物を置いた場所がわからなくなることがありますか」「5分前に聞いた話を思い出せないことがありますか」「自分の生年月日がわからなくなることがありますか」のような簡単な21の質問が書かれている。

回答者は自分自身の1ヵ月以内のことを思い出し、そのそれぞれに「まったくない」「ときどきある」「頻繁にある」「いつもそうだ」などの4段階で回答し、チェックしていく。

そして、その回答で「まったくない」は1点、「ときどきある」を2点、「頻繁にある」を3点、「いつもそうだ」を4点として合計し、その数が31点以上になった場合には、認知機能に問題がある可能性があるとして、医療機関の診察、相談窓口などへの相談を勧めている。

相談先もホームページで紹介

なお、このホームページでは、「健康ひょうご21県民運動ポータルサイト」による「こころの健康、認知症チェック」も紹介され、認知症についての電話相談が行える「認知症コールセンター」や「認知症相談センター」などの情報も記されている。

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