日本老年精神医学会かかりつけ医向けの向精神薬使用ガイドライン改定案公表

2016年4月28日

認知症周辺症状に対する向精神薬使用ガイドライン改定草案公表

平成28年4月14日、認知症周辺症状に対する向精神薬使用ガイドライン改定案を公式サイト上にて公表し、それによってパブリックコメントを募集すると日本老年精神医学会が発表した。

なお募集期間は同年5月9日の午後5時までで、対象は認知症患者に関わっているかかりつけ医である。

かかりつけ医の認知症患者に対する関わり方の現状が明らかに

今回の改訂版では500名のかかりつけ医を対象に、事前調査が行われそれによるとかかりつけ医の半数以上が、認知症周辺症状に対し何らかしらの向精神薬を処方しており加えて、抗精神病薬使用にあたり家族に同意を得ているかかりつけ医は、3割に満たないこと等が明らかにされている。

とりわけ認知症周辺症状に対する向精神薬処方の背景には、日々の生活において家族が抱えやすい困難性の、最大要因の1つであることがあるようだ。

より実情に沿ったガイドラインへ

こうした実情を踏まえ今回の改定案では前版でも記載されている、認知症周辺症状へのアプローチにおける第1選択は非薬物的介入だという原則が、引き継がれた上でそのために有効な具体的方略等が記載されている。

更に認知症周辺症状治療アルゴリズムへ、異食・過食・徘徊・介護への抵抗及び向精神薬を認知症周辺症状に対し使用するのは、適応外であることを家族へ伝えることが加えられた。

また薬物に関する項目についても追記等がなされている。

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認知症による暴言・暴力等が薬の変更で軽減された例

▼外部リンク
かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン


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