大分県 「オレンジカンパニー登録制度」実施中

2016年5月4日

認知症にやさしい企業の登録制度

大分県は認知症の人とその家族などが安心して暮らせる地域づくりのために、生活関連企業のような県民の日常生活に関わりのある事業所などに向けた「大分オレンジカンパニー(認知症にやさしい企業・団体)登録制度」を設けている。

認知症への理解をアピール

2013年の時点で、県内に約5万5千人の認知症高齢者がいると推定された大分県では、今後も増加すると考えられている認知症患者とその家族が、住み慣れた地域に暮らし続けられるために、様々な施策を実施している。

その施策の一つであるこの「大分オレンジカンパニー登録制度」では、従業員が認知症サポーター養成講座を受講し、この制度に登録した事業所が交付された「オレンジステッカー」を店舗や事務所等に掲示することができることとなっている。

このステッカーを掲示することで、認知症患者に対してやさしい企業・団体であることのアピール、社員が認知症を学ぶ契機になることなどのメリットがある。

従業員の認知症サポーター講座受講が必要

この「大分オレンジカンパニー」に登録するためには、従業員全員、または最低でも半数以上の従業員が認知症サポーター講座を受講していることが必要になる。登録申込書は県のホームページからダウンロードが可能で、県高齢者福祉課への提出が必要となっている。

(画像は大分県のホームページより)

▼関連記事
大分市とエーザイ「認知症を地域で支えるまちづくり連携協定」を締結

▼外部リンク
大分オレンジカンパニー(認知症にやさしい企業・団体)登録制度


このページの
上へ戻る