大分市とエーザイ、「認知症を地域で支えるまちづくり連携協定」を締結

2015年4月1日

九州で初めての試み

大分市は、エーザイ株式会社と「認知症を地域で支えるまちづくり連携協定」を締結し、2月5日、市役所において調印式をおこなった。製薬会社との認知症に関する協定の締結は、九州で初めての試みとなる。

「認知症サポーター」5万人養成へ

近年、認知症患者の増加は、全国的な課題となっている。85歳以上の高齢者では、4人に1人が認知症の症状がみられるといわれており、大分市でも、約1万6000人の人が認知症と推計される。

同市では、認知症となった人やその家族を支える「認知症サポーター」を、5万人養成しようという取り組みを開始。認知症に関連した地域づくりを支援するエーザイ株式会社と、効果的な認知症施策について協議を重ね、今回の協定を締結するにいたった。

ネットワークづくり

今まで同市では、エーザイから認知症関連資料の貸与をうけるなどの協力関係があり、これからも、認知症に対する理解の促進や人権保護について、また医療・介護・薬業など専門職種の情報提供などについてさらに協力をあおいでいく。

今後大分市では、認知症サポーター養成講座による疾患啓発、認知症支援に関わる地域の医療・保健・福祉関係者らの研修会を開催。ネットワークづくりに力を入れ、「認知症を地域で支えるまちづくり」を協働にて推進していく方針だ。

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▼外部リンク
大分市「市長の日記」
大分市「認知症を地域で支えるまちづくり連携協定の締結」

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