M2マクロファージ移植に認知症改善の可能性
2016年4月6日
M2マクロファージ移植の効果
Dan Zhuらの研究チームは、アミロイド-β治療中のマウスにM2マクロファージ移植を行う実験の結果を公表した。
研究結果は、3月16日に公刊された「Journal of Alzheimer’s Disease」上で発表されている。
マウスを用いた実験を実施
M2マクロファージ移植は、これまで神経変性の病気において、神経保護効果があることが報告されてきた。
そこで研究チームでは、アミロイド-β治療中のネズミに対し、M2マクロファージ移植を実施し、神経保護効果があるか否か、そしてその潜在的メカニズムをついて調査を行った。
マウス実験では機能改善を示す
アミロイド-βのマウスへのM2マクロファージ移植によって、マウスの脳内の微小環境下において、認識機能の損傷、ニューロンの損傷及び炎症に変化・改善をもたらすことが明らかになった。
(画像はIOS PRESS HPより)
▼関連記事
アルツハイマー病では記憶が失われていない可能性 理研が発表
▼外部リンク
IOS PRESS
【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 【広川先生監修】5分で分かる認知機能チェック(無料)はこちら
- 認知症は予防できるの?
- 認知症の種類とその詳細はこちら