認知症患者のための「高齢者見守りサービス」実証実験開始!

2015年12月9日

サービス付き高齢者向け住宅にて

ジェイコムホールディングスのグループ会社サンライズ・ヴィラとビズロボジャパン株式会社、株式会社セキュアは、2015年11月25日(水)より、サンライズ・ヴィラ運営のサービス付き高齢者向け住宅において、「高齢者見守りサービス」の実証実験を開始すると発表した。

実施期間は、2015年11月25日(水)~2016年1月24日(日)。神奈川県相模原市の「ホッとライブ横山台」で、施設に入居する高齢者、介護職員、ケアマネージャーを対象におこなわれる。

認知症高齢者の増加に対応

超高齢社会を迎えた現在、厚生労働省は、認知症を患う人数が、2025年には全国で約730万人を超えると推計している。また、警察庁が示した「平成26年中における行方不明者の状況」では、「認知症」の増減率が最も高くなっているという。

サンライズ・ヴィラ、ビズロボジャパン、セキュアでは、今後も認知症高齢者が増加傾向にあることを受け、今回の検証を試みることとなった。ビズロボジャパン提供のIoTを活用した「見守りクラウドロボ」と、セキュアが提供する顔認証「EUREKA」を組み合わせた統合的なサービスで、認知症介護利用者の施設外への徘徊を防止しながら、自由度を備えた開放的な施設をめざしている。

「見守りクラウドロボ」と顔認証「EUREKA」

「見守りクラウドロボ」は、入居者が生活している居室に「人感センサ」と「温湿度センサ」を設置し、入退室などの生活状況をリアルタイムに確認できる。また運用状況により、「照度センサ」「開閉センサ」「照明スイッチ」などが自由に追加、変更可能となっている。

「EUREKA」は、通路に設置したカメラによって入居者の顔を自動認証することで、徘徊による行方不明などの危険を事前に察知することができる。

これらの導入により、入居者の安否確認や見守りのサポートがおこなえるばかりでなく、介護者の業務負担の軽減も期待されている。

(画像はプレスリリースより)

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▼外部リンク
ビズロボジャパン株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
「見守りクラウドロボ」


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