赤ワインにも含まれるレスベラトロール、アルツハイマー病への効果は?

2015年11月21日

レスベラトロールについての研究

米国ジョージタウン大学らの研究グループは、アルツハイマー病に対するレスベラトロールについての研究をおこなった。その研究成果は、神経分野の専門誌ニューロロジー「American Academy of Neurology」に、10月20日掲載された。

研究は、軽度から中等度のアルツハイマー患者におけるレスベラトロールの効能について、無作為化プラセボ対照の他施設二重盲検第2相試験がおこなわれ、その安全性と認容性、およびバイオマーカーへの影響と脳の体積変化を検証した。

「アミロイドβ40」の減少と安全を確認

検証は、中程度までのアルツハイマー病の人119人を無作為に2グループに分け、一方にはレスベラトロール500mgを、もう一方にはニセ薬(プラセボ)を飲んでもらい、52週間にわたっておこなわれた。13週ごとにレスベラトロールを500mgずつ増量させ、最後は1000mg1日2回にまで増量。脳MRIや脳脊髄液(CSF)も、試験の最初と最後の時点で検査した。

結果は、レスベラトロールを投与したグループにおいて脳脊髄液と血液中の「アミロイドβ40」が減少。脳の体積減少は、レスベラトロール投与グループで、有意に増加が見られた。副作用としては、吐き気、下痢、体重減少の症状がでた。

これらの検証によって、レスベラトロールは安全に使用できることが確認された。研究グループは新薬の実用化に向けて、さらに検証を重ねていく方針だ。

赤ワインに含まれるレスベラトロール

レスベラトロールはポリフェノールの一種で、赤ワインに含まれることで知られる。動脈硬化を防ぎ、脳の血流量を増加させることで認知症を予防する可能性が報告されている。ほかに赤ブドウの果皮やピーナッツの皮、イタドリなどにも含まれる。

レスベラトロールの効果については、種々の研究がなされているが、効果は認められないとする報告もある。

(画像はイメージです)

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▼外部リンク
A randomized, double-blind, placebo-controlled trial of resveratrol for Alzheimer disease.



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