【脳エクササイズ】世界で初めて認知症リスク半減効果が実証される
国際アルツハイマー病会議が実証結果を発表
カナダのトロントで2016年7月25日に開催した国際アルツハイマー病会議で、脳エクササイズ「スピードトレーニング」の実証実験の結果を分析し、その効果によって認知症の発症リスクがほぼ半減したと発表した。
今回の発表は、高齢者向け先進的認知力トレーニング「ACTIVE研究」(Advanced Cognitive Training in Vital Elderly)に基づくもので、アメリカ国立衛生研究所が、約2800人の65歳以上の健康な人たちが参加して実施し、10年間の追跡調査に基づいた内容となっている。
様々な要因を調整したうえで、脳エクササイズ「スピードトレーニング」を合計10時間受けたグループとトレーニングを受けなかったグループの認知症発症率を10年後まで比較したところ、トレーニングを受けたグループでは、認知症発症リスクが約33%低下した。
さらに、1年後と3年後に追加トレーニングを受け、合計11時間以上トレーニングを行ったグループでは、認知症発症リスクがほぼ半減となる48%も低下するという驚異的な結果となった。
専用サイトで体験ができる
「スピードトレーニング」はこの実験後、ポジット・サイエンス社によって改良され、「ブレインHQ」の一部として「ダブル・ディシジョン」という名称で提供されている。
日本では、ネスレ日本が「ブレインHQ」の日本語版を提供(PC、タブレット端末に対応)しており、ネスレウェルネスクラブの専用サイトで、この脳トレ「スピードトレーニング」を体験することができる。
このトレーニングは、視線の中央に表示した物体を見分けると同時に、周囲に表示した物体も認識した上で指示された物体を見つけるという内容で、正解するに従って表示速度が高速になるなど難易度が上がり、脳の処理速度を高め、記憶力を改善するなどの効果があるとされる。
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▼外部リンク
ネスレウェルネスクラブ
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