白河市 認知症高齢者等徘徊SOSネットワーク事業開始
2016年7月20日
徘徊行方不明者の早期発見のため
福島県の白河市が「認知症高齢者等徘徊SOSネットワーク事業」を開始した。この事業は認知症の高齢者が行方不明になった際、地域や関係機関、警察などの協力により、早期に発見するためのもの。家族などに徘徊するおそれのある市民には事前登録を求めている。
年々増加する認知症を原因とする徘徊
警察庁によれば、昨年に認知症、またはその疑いのある人が徘徊し、行方不明になったのは12,208人で、この人数は年々増加しているという。徘徊は当事者の命の危険もあるため、全国の自治体でも、この徘徊による行方不明者への対策が求められている。
早期発見のための協力者も募集
白河市の事前登録では、提出する事前登録届に徘徊するおそれのある人の住所や氏名、緊急の際の連絡先、全身写真と顔写真の添付が必要で、もしも、登録者が行方不明になった場合は、家族などが警察に連絡、市の地域包括支援センターに捜索依頼書を提出、市が地域の協力者にメールで情報を発信することになる。
また、この白河市の新しい事業では、行方不明者の早期発見のための協力者、協力事業者も募集している。これらの各登録届は以下リンク先の白河市の公式ホームページからダウンロードできるようになっている。
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「認知症高齢者等徘徊SOSネットワーク事業」が始まりました
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