兵庫県 認知症の人を地域で支える「認知症ケアネット」推進
2016年7月7日
県全市町での取り組みを推進
兵庫県は認知症の人を地域で支えるための「認知症ケアネット」の県全市町での取り組みを推進、その概要を県のホームページ上に公開している。この「認知症ケアネット」は県医師会の協力を得て作成しており、今後、県の各市町でも作成できるよう研修会を開くなどして、支援していくとしている。
「認知症ケアパス」ではなく「認知症ケアネット」
厚生労働省が策定した「認知症施策推進5か年計画」、通称「オレンジプラン」では、認知症患者の状態に応じた対応を当事者や家族が行えるように、その指針を作成することを求めており、各市町村はこの計画に則り、「認知症ケアパス」を作成している。
この兵庫県の「認知症ケアネット」も、認知症になっても安心して住み慣れた地域に暮らし続けられるようにという全国市町村の「認知症ケアパス」と、その目的は同じではあるが、この「認知症ケアネット」は「地域全体で支えるネットワークづくり」に重点を置いており、あえて「認知症ケアパス」という呼称を使用していない。
県の「認知症ケアネット」では、認知症の人が生活していく上で受けられる支援が示される。また、認知症行動・心理症状、いわゆるBPSDには早期に介入し、早期に日常生活への復帰を目指すとしている。そして、県内市町の取り組み状況も、以下リンク先のホームページで確認することができるようになっている。
▼関連記事
兵庫県のチェックシートで認知症の早期発見を
▼外部リンク
認知症ケアネットについて
【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 【広川先生監修】5分で分かる認知機能チェック(無料)はこちら
- 認知症は予防できるの?
- 認知症の種類とその詳細はこちら