QRコードで身元確認を行っている市町村まとめ

2016年4月13日

QRコードを活用した身元確認

認知症患者が徘徊した場合、その現在位置の特定と身元の確認が課題になる。近年、情報通信技術を活用することでそれら課題に取り組む動きが本格化している。今回は、身元確認にQRコードを活用する自治体に関する情報を取り上げてみたい。

【東大阪市】SOSオレンジネットワーク

「SOSオレンジネットワーク」は、東大阪市内の公共機関、企業などが連携して早期に発見・保護できるようサポートするシステム。

登録者にはQRコードが印字されたシールが配布される。保護した人がQRコードを読み取れば、SOSオレンジネットワーク事務局に連絡し、身元確認が早期に行える仕組みなっている。

▼外部リンク
東大阪市

【兵庫県・小野市】お出かけ見守りQRコードシール

保護した人がシールに印刷されているQRコードを読み取れば、関係部署に連絡できる仕組みになっている。QRコードシールは10枚分あるので、見守り対象者が持ち出しそうな複数の物に予め貼り付けておくことが可能。

外出に見守りが必要な65歳以上の市民と40歳から64歳の介護保険認定者を対象に配布されている。

▼外部リンク
兵庫県・小野市

【福島県・広野町】身元確認専用QRコード

広野町の「身元確認専用QRコード」は、読み取ることで、徘徊者対策を行うコールセンターに連絡することができるシール。シールは大小合わせて36枚配布され、防水仕様になっている。

▼外部リンク
福島県・広野町

【福島県・棚倉町】棚倉町高齢者見守りネットワーク

徘徊する恐れがある高齢者等の情報を事前に登録しておくと、QRコードが配布される。警察やネットワーク加盟機関(郵便局)などが徘徊者を保護した際、QRコードを読み取り、緊急センターへ連絡することで、その身元を特定することができる。

▼外部リンク
福島県・棚倉町

【奈良市】安心・安全“なら”見守りネットワーク

ネットワークに事前登録を行うことで、行方不明になった時に関係機関と連携し、高齢者を早期に発見できるようにする仕組み。希望者にはQRコードシール(40枚)の配布とGPS端末の貸出(月額500円?)が行われる。

▼外部リンク
奈良市

自治体に確認を

福島県郡山市をはじめとして、QRコードを徘徊者の身元確認にする動きは現在進行形で広まりつつある。地元自治体が同様の取組を行っている可能性もあるので、確認をすることが必要だ。

(画像は各自治体HPより)

▼関連記事
全国各地の自治体の認知症受け入れ準備まとめ

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る