運動によるロコモ対策は認知機能に影響を及ぼすのか検証へ

2016年6月30日

運動でのロコモ対策の認知機能に対する影響度を検証

2016年6月8日、神奈川県大磯町に在住する人の健康寿命の増進を図るため、2016年度より行っているおおいそアンチロコモ教室を更に発展させ、それの認知機能への影響度について検証を開始すると、東海大学とアルケア株式会社そして大磯町が発表した。

なお、検証開始は6月からである。

ロコモ及び認知症対策が求められている現状を受けて

現在日本では急激に高齢化が進んでおり、それに伴いロコモティブシンドローム及び認知症対策が重要視されている。だが、現状ではどちらも対策としては十分とはいえずとりわけ、認知症対策に関しては増加傾向にあるのだ。

そこで神奈川県大磯市では、2016年度より産官学連携介護予防事業のおおいそアンチロコモ教室によって、下肢へのアプローチに特化させた運動プログラムを行い、成果を残してきたのである。

一方、認知症予防手段の1つとして運動が有効であることは多数の研究により、報告されている。

こうした事柄を踏まえ、今年度は測定項目に認知機能を付け加え運動プログラムの、認知機能への影響度について検証していくこととなったのだ。

平成28年度おおいそアンチロコモ教室概略について

今年度のおおいそアンチロコモ教室は、同年6月から12月まで月1回行われ利用者個々の筋力レベルに応じた運動指導や、脳トレのためのレクリエーション等が行われる。

また、教室の開始及び終了時に毎回体力及び認知機能の測定がなされ、下肢の筋力測定が毎月行われる予定だ。

(画像はプレスリリースより)

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▼外部リンク
おおいそアンチロコモ教室の可能性、広がるか!?-ロコモに加え、認知機能への影響を6月より検証スタート-[pdf]


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