奈良市が認知症予防と発症後に役立てられるケアパス作成

2016年6月19日

認知症予防や発症後にできることをまとめた認知症ケアパスを作成

平成28年6月4日、認知症に関わる相談先や発症後に利用することのできる行政サービス等がまとめられた、認知症ケアパスを奈良市が作成したと報じられた。

なお、このケアパスの名称は奈良市認知症ケアパス~知ってあんしん認知症~である。

認知症の予防から発症後までをくまなくカバー

現在、日本は超高齢化社会にありそれを反映するかのように、認知症を抱える高齢者の数も増加してきている。こうした中、各市町村では認知症ケアパスを作成し配布する動きが出てきているのだ。

そして、認知所為患者の増加は奈良市でも起きておりこれを受け、今回認知症ケアパスがおおよそ35,000部作成されたのである。これらを地域包括支援センター等に配布することで、徘徊(はいかい)等により引き起こされる事故等の防止を図るのだ。

認知症発症前から発症後までを網羅した1冊に

今回作成された奈良市の認知症ケアパスでは、認知症かを確かめることのできるチェックリストや予防のための対策法また、発症してしまった後に利用可能な相談先や受診先等がイラスト付きで、15ページにまとめられている。

これらの中でも特に、認知症を抱える家族への対応や利用できる行政サービス等について、記載されているのも魅力的だ。

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▼外部リンク
奈良市認知症ケアパス~知ってあんしん認知症~ができました。


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