ビーコンによる子どもと認知症高齢者の見守り実験開始

2016年6月12日

リクルート住まいカンパニーと石井町の共同実験

東京都中央区に本社がある株式会社リクルート住まいカンパニーは6月2日、同日から徳島県石井町の全面協力による子どもや認知症高齢者の見守りサービスの共同実験を開始すると発表した。

この共同実験は見守りサービス「COCOMO by SUUMO」の技術が用いられ、見守り対象者は携帯することになるBeacon(ビーコン)端末を、見守る側はスマートフォンアプリを使用することになる。

子どもや認知症高齢者の位置をスマートフォンで確認

この実験では、石井町在住の小中学生や認知症高齢者に信号を発信するビーコン端末を携帯してもらい、保護者や家族はそこから得られる位置情報などをスマートフォンアプリから確認する。同社によれば、ビーコンを用いた位置情報の検知と登下校の検知は新しい分野で、他地域での実証実験の結果から、精度向上を実現したという。

地域の安心・安全・活性化に

同社は地域住民の見守りサポーターにスマートフォンアプリをインストールしてもらい、通信回線契約を必要としない位置情報把握を目指し、小学校や公民館などに検知端末を設置、定点検知できるポイントを増やすことで、さらにその精度を向上させたいとしている。

地域における子どもの安全と、認知症高齢者の徘徊などは全国で社会問題となっており、同社はスマートフォンを使用したこの技術で、地域のコミュニティの活性化、そして、安心で安全な地域社会の実現を目指すとしている。

▼外部リンク
Beacon(ビーコン)を活用し、子どもや高齢者の 見守りサービスの共同実験を徳島県石井町と6/2より開始


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