庭造りを通した健康寿命の増進を目指す日本ガーデンセラピー協会設立

2016年5月26日

庭造りを通して健康の増進を図る日本ガーデンセラピー協会設立

平成28年4月27日、産官学の協同によってガーデンセラピーに関して研究教育そして啓蒙活動をし、自己治癒力の向上によった予防医学的視点にて豊かなライフスタイルの構築等を目指す、日本ガーデンセラピー協会が設立された。

平均寿命が高くても健康寿命は高くない

現在日本は超高齢化社会のまっただ中にあり、平均寿命も一昔から比べ大きく伸びている。

だが、その一方で健康寿命はそれほど高いとは言えず実際、65才以上の高齢者においておおよそ7人に1人が認知症を抱えており、さらに同じく65才以上高齢者のおおよそ4人に1人が、認知症前段階と言われる軽度認知障害であるのだ。

加えて、生活習慣病患者数も急激にその数を増やしており、それに伴って医療費等の社会保険関連費もふくれあがり一種の社会的課題ともなっている。

その一方で、医療現場でははっきりと病名がつけられる状態になるまでは、医療的アプローチを受け難いシステムとなっており、これがまた平均寿命と健康寿命の間の差を大きくさせる要因の1つでもあるのだ。

予防的観点からの健康増進を目指して

こうした現状を受け、ガーデンセラピーについての学術的な研究を推進また、成果を発表する組織日本ガーデンセラピー協会が設立されたのである。

なお、ガーデンセラピーとは庭造りを通し植物や自然に触れることで、認知症や生活習慣病等の予防やそれらからの回復ひいては、健康寿命の増進及び延伸を図るものだ。

▼関連記事
認知症予防法についてはこちらで紹介

▼外部リンク
一般社団法人日本ガーデンセラピー協会


このページの
上へ戻る