認知症徘徊ハンドブック「いなくなる前にできること!いなくなってもできること!」

2016年3月2日

京都市認知症高齢者行方不明対応ハンドブック

京都市では、平成28年3月より、認知症高齢者の行方不明(徘徊)に備えるために知っておきたいポイントや制度などをまとめたハンドブックを発行すると発表した。タイトルは、「いなくなる前にできること!いなくなってもできること ~認知症による行方不明への“備え”と“対応”~」。

「行方不明に備えるために利用できる制度や留意するポイント」「行方が分からなくなったときの対応や届け出」「見つかったときに心がけたいこと」が主な内容。フルカラー12ページ・A4版で、発行部数は2万部。

配布は、区役所・支所(支援課・福祉介護課)、高齢サポート(地域包括支援センター)、市内の警察署などでおこなう。3月1日以降は、京都市ホームページからもダウンロードできる。

事前相談・登録等の取り組み

また市では、徘徊が心配な認知症高齢者について事前に相談や登録することができ、行方不明となった際に、発見に必要な情報を提供する取り組みも同時に開始する予定ということだ。

事前相談・登録等の取り組みについては、あらかじめ情報を登録することにより、行方が分からなくなった際に、地域の関係機関などに対し発見協力活動の依頼がスムーズにおこなえる。

相談窓口は、高齢サポート(地域包括支援センター)、区役所・支所(支援課)、京北出張所福祉担当。受付時間は、午前9時~午後5時(土日祝は除く)。

認知症フォーラム in きょうと 開催

またこれに関連して、認知症フォーラム in きょうと「つながって支えあう“おたがいさま”といえるまちへ ~認知症による行方不明を防ぎたい!~」が2月28日に開催された。

講演「認知症の正しい医学的知識」、地域の活動紹介、講話「行方不明 そのとき認知症の人や家族におこったこと」がおこなわれ、参加者には、今回発行される認知症高齢者行方不明(徘徊)対応ハンドブックが配布された。

(画像は京都市情報館 広報資料より)

▼外部リンク
京都市情報館 広報資料
認知症の徘徊についてはこちら

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