世界初の認知症本人によるワーキンググループ創立者の活動を紹介

2016年1月22日

世界初の認知症患者による自助組織

NHKの、「生きづらさ」を抱える全ての人に向けた福祉企画番組『ハートネットTV』では、1月26日・27日の両日、スコットランドの認知症ワーキンググループ創立者ジェームズ・マキロップさんの活動に寄り添った番組を放送する。

ジェームズさんの立ち上げたスコットランド認知症WGは世界初となる認知症本人によるグループで、社会の中で認知所患者の立ち位置を明解なものにし、認知所患者への偏見や差別を未然に防ぐと同時に、社会から疎外されがちになる認知症患者の地位向上にも貢献している。

前編・後編の放送内容

【シリーズ認知症 スコットランドから日本へ 対話の旅 前編/26日放送】では、今や行政の施策立案に参画するまでになったという認知症WGを考案したジェームズさんに密着し、氏とこれを見習って発足された日本認知症WGとの対話集会の模様などを伝える。(若年性アルツハイマーの当事者である丹野智文さんも出演予定)

続いての【同 後編/27日放送】では、NPO法人「認知症フレンドリージャパンイニシアチブ」との対話の様子や、ジェームズさん自らが地元の大学でトレーニングを行う姿を放送する。

番組の中では認知症患者本人や、それを取り巻く人々が、日常にどのような幸せを感じ、希望を見出して生きているのかを伝えることで、国内の認知症患者やそれに関わる全ての人たちに、新たな発見を生み出すきっかけを与えていく。

(画像はハートネットTV HPより)

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▼外部リンク
シリーズ認知症 スコットランドから日本へ 対話の旅 前編
シリーズ認知症 スコットランドから日本へ 対話の旅 後編

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