日清オイリオ、認知症予防に関する意識調査を実施
2016年1月6日
認知症予防に関する意識調査
12月17日、日清オイリオの「中鎖脂肪酸 認知症リスク対策プロジェクト」は、40歳以上の男女1,200人を対象に行った認知症予防に関する意識調査の結果を公表した。調査の背景にあるのは、日本の超高齢化が進み、2025年には認知症の患者数が700万人に達すると言われていることだ。
調査内容とその結果
まず、もの忘れやど忘れに関する調査をおこなったところ、8割ほどの人が物忘れなどに自覚症状があった。約56%の人が週に1度以上は体験しており、ドラマや映画のタイトルが最も思い出せない項目だった。
自身が「歳」を感じることがあるかについて調査すると、9割近い人が「歳かな」と思っていることがわかった。また、「あれあれ言葉」になることで最も歳を感じているという結果になった。
さらに、もの忘れやど忘れをすることがある954人を対象に、おとといの晩ごはんの内容を思い出せるかを調査したところ、思い出せないという人が3割にのぼっている。また、「現在の総理大臣のフルネーム」は、ほとんどの人が思い出せたが、「前任の総理大臣のフルネーム」は、4割近くの人が思い出せなかった。
日清オイリオの取り組み
日清オイリオは、40年以上にわたって中鎖脂肪酸という油脂成分の研究を続けている。中鎖脂肪酸は、一般的な植物油に含まれる脂肪酸よりも消化・吸収がはやく、エネルギーとなりやすい。
日本では、認知症の中でアルツハイマー型が最も多いといわれている。この原因が脳のエネルギー不足にあるのではないかと研究され、近年では、脳の代替エネルギーになるケトン体を体内で効率的に生産する中鎖脂肪酸が、認知症リスク対策の分野でも注目されている。
▼外部リンク
日清オイリオ ニュースリリース
【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 11/28(木)「オンラインフレイル予防講座」防災編を開催(福岡市)
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 【広川先生監修】5分で分かる認知機能チェック(無料)はこちら
- 認知症は予防できるの?
- 認知症の種類とその詳細はこちら