「IoT機器による生活支援介護サービス」スタート ~認知症患者の在宅支援も

2015年11月4日

「やさしい手」、IoT機器を導入

訪問介護やデイサービスなどを手がける「株式会社やさしい手」は、IoT(Internet of Things)機器による生活支援サービスを組み合わせた介護サービスの提供を開始すると発表した。

1人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯、あるいは日中は高齢者のみといった家庭が増加傾向にある今日、IoT機器を利用した生活支援、または在宅介護や在宅医療と組み合わせての介護支援により、高齢者が在宅での生活を継続できるようサービスを提供していく。

“生活支援”はおせっかいな隣人と定義

「やさしい手」では、“生活支援”を家族の代わり、あるいは「おせっかいな隣人的機能」と定義、高齢者世帯や中重度の要介護高齢者の生活全体を把握し、支えていくとしている。

IoT機器から在宅での生活情報を取得し、インターネットを通じて同社拠点やコールセンターに提供、家族や医療・介護の関係機関と連携し、訪問サービスの要請や実施をおこなう。

ベッドからの離床状況やトイレ利用を確認

たとえば、パーキンソン病で認知障がいがあり、かろうじて歩行が可能な1人暮らしの女性の場合、人感センサーやバイタルセンサー機能のあるIoT機器を導入し、訪問介護していない時間帯の居室内転倒早期発見や、ベッドからの離床状況、トイレ利用の有無の把握、心拍数・呼吸数・体重推移などの確認が可能となる。

一定時間センサーに反応が無く異常を感知した際には、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所へメールなどで通知され、電話による対応、または訪問サービスがおこなわれる。

認知症の母親の徘徊を防ぐ

また、息子と2人暮らしをしている認知症の母親の場合、息子は日中仕事で留守のため、徘徊による行方不明や事故が心配される。このケースでは、人感センサー感知後に画像付きメール送信機能があるIoT機器を導入。

仕事先でも、徘徊行動をメールで確認し、訪問介護サービスと連携しながら早期の対応が可能となる。さらに、写真によって背格好や服装を警察機関などと共有し、徘徊する母親の早期発見につなぐことができる。息子の離職への不安も解消できるだろう。

「やさしい手」では、今後もさまざまなIoT機器による生活支援サービスと介護サービスの組み合わせを検討し、介護を必要とする家庭への安否確認、不安解消、在宅生活継続に向けた改善の提案をおこなっていくという。

(画像はプレスリリースより)

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▼外部リンク
株式会社やさしい手 プレスリリース



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