越前市東地区が認知症徘徊模擬訓練を実施
2015年9月26日
徘徊者へ声掛けの訓練を行う
越前市東地区で、9月6日に「認知症徘徊模擬訓練 in ひがし」が実施された。高齢者の一人暮らしが多い東地区で、住民や買い物客が高齢者に声掛けを行った。認知症で徘徊を行う高齢者が、事故に巻き込まれないために地域の見守り向上を目的として開催された。
高齢者の様子に注意を
東地区は、JR武生駅が近く中心市街地だが、高齢者の一人暮らし率が越前市でトップとなっている。高齢化率も越前市で3位と、高齢者が集まっている地域と言える。
今回の訓練は、6月に住民や関係団体で実行委員会を作り、9月に実行した。実行委員会は、9月のこの日に向けて、準備を行ってきた。実行委員会のメンバー150名で、東地区の19町内に分かれて訓練を行った。
徘徊役のカードを下げた人に、「どこに行くのか?」と声を掛けると、徘徊役は、自分が誰か分からない返事をする。声を掛けた人は、徘徊者の住所の手掛かりなどを探る。参加者は、今回の訓練から、日常的に高齢者の様子を気にすることで徘徊かどうか見極める必要がある。
見守りが大切
今回の模擬訓練に向けて、7月に実行委員会を開き準備を進めてきた。徘徊者を少しでも早く家に帰すためにも、住民の目配りと気配りの見守りが必要になる。
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