【東京都】 認知症疾患医療センター 新たに29医療機関を指定

2015年9月14日

地域連携型認知症疾患医療センターの設置

東京都福祉保健局は、島しょを除く全区市町村において、新たに29の医療機関を地域連携型認知症疾患医療センターとして指定したことを、8月28日に発表した。

都では、認知症の人とその家族を支援する体制を構築するため、医療機関相互の連携、あるいは医療と介護の連携の推進役となる認知症疾患医療センターの整備をおこなっている。

9月1日より運営開始

今回指定された医療機関は、三井記念病院、聖路加国際病院、東京都済生会中央病院、武蔵野赤十字病院、武蔵村山病院など19の病院と、荏原中延クリニック、いずみホームケアクリニック、福生クリニックなど10クリニックを合わせて、計29の医療施設。

平成27年9月1日(火)より運営が開始される。これらの取り組みは、「東京都長期ビジョン」における都市戦略「福祉先進都市の実現」、および政策指針「高齢者が地域で安心して暮らせる社会の実現」にかかわる事業となっている。

地域拠点型と地域連携型を合わせて41医療機関に

東京都認知症疾患医療センターの役割には、区市町村における認知症医療・介護連携の推進役を担う地域連携型の機関と、二次保健医療圏の認知症医療の拠点となる地域拠点型の機関がある。

「地域拠点型」の認知症疾患医療センターは、平成24年度にすでに12病院が指定されている。今回新たに指定された「地域連携型」認知症疾患医療センター29機関を合わせると、全部で41医療機関となった。

それぞれの医療機関では、認知症の専門知識をもとに医療相談の実施や支援、ネットワークづくり、研修会の開催や認知症施策への協力をおこなっていき、認知症の人とその家族が安心して暮らせる地域づくりを進めていく方針だ。

▼外部リンク
東京都福祉保健局 報道発表資料
東京都長期ビジョン


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