ヤンセン、アルツハイマー型認知症患者への薬効評価におけるバイオマーカー開発へ

2015年9月28日

国立精神・神経医療研究センターとの共同研究

ヤンセンファーマ株式会社は、8月20日、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターと共同で、アルツハイマー病患者への薬物療法に対するバイオマーカーの研究開発をおこなうと発表した。研究期間は、2018年12月31日までを予定。

アセチルコリンエステラーゼ阻害剤の薬効評価

この共同研究は、アルツハイマー病患者を対象としたアセチルコリンエステラーゼ阻害剤の薬効を評価する上で、有効となるバイオマーカーの開発を目的としている。

アセチルコリンエステラーゼ阻害剤をアルツハイマー病患者に投与し、安静時の機能的MRI測定により脳内ネットワークの変化を測定することで、その後の治療における反応性を予測。さらに治療による脳内ネットワークの変化と症状との関係性を明らかにする。

他の精神・神経疾患への応用にも期待

脳の神経細胞の異常が原因で起こる「変性性認知症」には、最も多いアルツハイマー型認知症、次いでレビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがある。

厚生労働省は、2015年までに認知症の高齢者は約700万人に達すると推計、65歳以上の5人に1人が認知症を発症するとしている。今後は、認知症とともによりよく生きるためのさまざまな対策が必要とされる。

ヤンセンファーマは、がん、免疫疾患、精神・神経疾患(中枢神経・疼痛)、感染症・ワクチン、代謝・循環器疾患などの医療的ニーズにおいて、常に新しい製品とサービスを開発・提供することをめざしている。

今回の共同研究による成果は、他の精神・神経疾患の薬効評価におけるバイオマーカーとしても、応用できることが期待されている。

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▼外部リンク
ヤンセンファーマ株式会社 プレスリリース



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