認知症看護認定看護師 653人に! 過去3年で約2.5倍に増加
看護師資格認定3制度の総数は、2万65人に
公益社団法人日本看護協会(日看協)は、「第19回認定看護管理者認定審査」と「第23回認定看護師認定審査」を実施し、7月31日にその結果が明らかとなった。
認定看護管理者については458人が受験し、364人が認定をうけ総数2664人に、認定看護師認定審査は21分野1882人が受験し、1763人が認定をうけ、総数15935人となった。その結果、専門看護師数1466人と合わせた資格認定3制度の総数は、2万65人となった。
認知症看護認定看護師の設置
日看協では、「認知症に強い看護体制づくり」と「認知症の人が安心して暮らせるまちづくり支援」を掲げ、認知症看護認定看護師の育成に力を入れている。今回の認定審査では新たに181人が認定され、認知症看護認定看護師は653人となり、過去3年で約2.5倍に増加した。
認知症看護認定看護師は、超高齢社会を目前にして認知症の人がますます増加すると予想される社会に向け、2004年に分野を特定し、2006年より認定が開始された。
認知症看護認定看護師、全国的に増加
認知症看護認定看護師は、認知症ケアの実践、ケア体制づくり、認知症の行動心理症状の予防や緩和をおこなうほか、認知症の人にとって安心かつ安全な生活や療養環境を整える役割を担う。さらに、看護職に携わる人に対する指導や相談、地域におけるケアマネジメントなども重要な仕事となる。
認知症看護認定看護師の養成ならびに配置は、全国的にも進んでおり、「認定者0~10人以下」の県が、42県(2012年)から28県(2015年)に減少。さらに「認定者11~20人」が8県に、「認定者21~30人」が4県に、「認定者数30人以上」が7県にと全体に増加していることがわかった。
(画像はプレスリリースより)
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公益社団法人日本看護協会 広報部 プレスリリース
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