ポッコリお腹に注意して認知症予防。7つの項目で認知症のなりやすさをチェック!TBSの『ジョブチューン』にて紹介!

2015年7月4日
Fat man holding a measurement

将来認知症になる可能性が高いのは、お腹だけ太っている人!?

7月4日(土)TBSで放送の『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』に、認知症専門医の榎本睦郎先生が出演し、お腹の脂肪と認知症の関係性を説明した。
番組内では、内臓脂肪が多い人は、認知症の原因物質を分解するインスリン分解酵素の働きが悪くなるため、認知症発症の確率が高くなると紹介している。

同じ肥満度でも、全身肥満の人よりも、お腹だけがポッコリ出てる腹部肥満の人のほうが、認知症を起こす確率が30%ぐらい高い。米国の研究でも中年期に腹部肥満だった人は、高齢期以降に認知症を発症するリスクが2~3倍高くなること明らかになっている。

その原因のひとつとして、脂肪が脳と体内の物質を奪い合っている可能性があるという。肝臓が腹部の脂肪を燃やすのに用いられるタンパク質が、脳の器官である海馬が記憶を処理する際にも必要とされる。

腹部に大量の脂肪がある場合、先に脂肪燃焼に使われるため、結果的に脳の記憶形成が妨げられ認知症になるという推測がある。

味覚障害が認知症のサイン

認知症を発症しているサインは、記憶障害、物忘れ、味覚障害の3つだという。
特に初期症状で見逃せないのは、味覚障害。例えば、辛いものが凄く好きだった方が、急に甘いものを好きになったり、女性の方でお料理を作る際、料理の味付けが急に変わることがあったら要注意だ。

さらに、味覚障害だけでなく感覚など色んなものが鈍くなる。例えば、今まで凄い味の好みにうるさくて、料理にああでもないこうでもないと文句をつけてた人が、なんでも食べてしまうこともサインとなる。

Various kind of spices on wooden background

その他のものとして、テレビのリモコンが使えなくなる、今まで出来ていた簡単な動作ができなくなる、夏なのに暖房を入れてしまう、買い物の時にお札ばかり使ってしまいお財布の中の小銭が多いことも、認知症のサインとして注意したい。

認知症のなりやすををチェックする7つの項目

□睡眠時間が4時間以下の日が週に3日以上
□連続30分以上のウォーキングや運動をする日が週2日以下
□仕事や家庭の中でストレスを感じることが多い
□揚げ物が好き
□3杯以上のお酒を週5日以上飲む
□タバコを吸う
□家から一歩も出ない日が週に2日以上

4つ以上あてはまると要注意だ!

大事なのは、「規則正しい睡眠」、「バランスのとれた食生活」、「適度な運動」。本人の努力と工夫で生活習慣を改善し、認知症のリスクを減らす生活を心がけたい。

簡単に出来る認知症の予防法として、頭と体を同時に使うことがオススメだそうだ。
例えば散歩をしながら計算をする。100から7を引きながら散歩するなど、頭と体を同時に刺激することが認知症予防に非常に有効だ。

また、会話も非常に重要で、出来るだけ沢山人としゃべることも、認知症予防には効果的だ。さらに、認知症予防に効果的な食べ物として、赤ワイン、緑茶、葉酸などがよいため、積極的に摂取できるよう、心がけてはいかがだろうか?

番組内容

■ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!【日本の名医が大集合!大好評!医者SP第5弾】
2015年7月4日 (土) 19:00 ~ 21:00(TBS)

【MC】ネプチューン(名倉潤・原田泰造・堀内健)
【進行】田中みな実
【パネラー】バナナマン(設楽統・日村勇紀)、土田晃之、西内まりや、平泉成、柴田理恵、松本明子、中島健人
【プロフェッショナルゲスト】荒井宏幸(眼科医)、上野俊昭(脳神経外科医)、榎本睦郎(認知症専門医)、梶本修身(疲労専門医)、賀良彦(精神神経科医)、小林暁子(内科医)、佐々木康一(整形外科医)、島谷倫次(感染症内科医)、清水俊彦(脳神経外科医)、須賀康(皮膚科医)、堀美智子(薬剤師)、三浦麻由佳(皮膚科医)

番組公式HPhttp://www.tbs.co.jp/jobtune/

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