週末入院で若年性認知症の検査ができる!【順天堂大学病院】

2015年5月21日

若年性認知症の検査が週末にできる

順天堂大学医学部附属順天堂医院で、6月から週末入院で若年性認知症検査ができるようになる。65歳未満で発症する若年性認知症は、仕事をしている世代でもあり、受診が難しい。

今回の順天堂医院の週末検査で、平日に仕事を休めないため、受診が難しい患者に対して集中的に検査が可能となった。

早期発見で失職を防ぐ

若年性認知症を発症した患者は、定年前に8割以上が仕事を辞めるか、解雇されている。

仕事を持つ世代は、平日に仕事の休みを取りにくい。しかし、順天堂医院では、複数の受診が必要となり、申し込みから診断結果が出るまで、4~5か月という長い時間がかかる。

若年性認知症の症状が進行すると仕事上のトラブルや周囲の無理解から仕事を失職してしまうケースが多くある。若年性認知症の早期発見、治療を行うことで、進行を遅らせることができると期待が高まる。

2泊3日の入院で検査

週末入院は、金曜日の午後15時に入院して、日曜日の午前中に退院ができる。検査項目は、認知機能や脳画像、睡眠状態など10種類以上の検査を行う。退院後1週間程度で、結果が出るため、早期発見も可能。

今までは、診察から4~5か月かかっていた検査結果が、申し込みから1か月程度で結果が出る。

▼認知症関連おすすめ書籍

▼外部リンク
順天堂大学医学部附属順天堂医院


このページの
上へ戻る