いびきのうるさい人は要注意!睡眠時無呼吸症候群は認知症発症リスクが高くなる!

2015年5月15日

睡眠時呼吸障害

不自然にいびきがうるさい人や睡眠時に呼吸が不規則になる人は、早い時期に記憶障害や思考の衰退を引き起こすリスクが高いという研究結果が発表された。

「ADNI: the Alzheimer’s Disease Neuroimaging Initiative( アルツハイマー病脳画像先導的研究)」グループの調査・研究によるもので、2015年4月15日、米国神経学会(AAN)の機関誌「Neurology(ニューロロジー)」にオンライン版で掲載された。

研究によると、睡眠時に無呼吸状態が続いたりいびきがひどかったりする症状は、男性で52%、女性で26%もみられ、高齢になるほどむしろ一般的な現象であるという。

持続的気道陽圧法(CPAP)による治療

研究では、年齢55歳から90歳までの2470人について調査をおこなった。参加者は、軽度認知障害(MCI)、アルツハイマー病、記憶および思考に問題なしのいずれかに分類され、それぞれについて、睡眠時呼吸障害の有無と治療経験の有無を調査した。睡眠時呼吸障害の治療は、持続的気道陽圧法(CPAP)によるもの。

その結果、睡眠時呼吸障害のある人は治療の結果障害のない人にくらべ、平均して10年ほど早く軽度認知障害を発症していた。

また研究期間中、睡眠時呼吸障害のある人は平均77歳、治療済みで障害のない人は平均90歳で軽度認知障害を発症。アルツハイマー病においては、睡眠時呼吸障害のある人は平均83歳、治療済みの人は平均88歳で発症となった。

アルツハイマー病の発症を遅らせる効果

これらの結果から、睡眠時呼吸障害についてCPAPの治療をおこなった場合は、軽度認知障害あるいはアルツハイマー病の発症を数年から10年は遅らせることができることが示唆されたというわけだ。

睡眠時無呼吸症候群は、気づかないうちに日常生活でさまざまなリスクが生じる可能性を秘めた怖い症状だ。家族からいびきがうるさい、時々呼吸が止まることがあるなどの注意を受けた人は、一度医療機関で相談してみよう。

(画像はイメージです)

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▼外部リンク
米国神経学会(AAN)のプレスリリース


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