東芝と大分大学、アミロイドβ蓄積量と生活習慣の関係を解析。認知症予防事業へ参入。
2015年4月23日
認知症のなりやすさを解明
東芝は、大分大学、大分県と連携して、2015年~2017年の3年間、認知症予防に向けた実証研究を行うことを、4月16日に発表した。実証研究は、「認知症のなりやすさ」が身体情報、生活習慣と関係しているかを解明する。
今回の実証研究は、大分県の産学官連携ヘルスケアモデル事業の支援などを受ける。
1000人分のデータを対象に
東芝のリストバンド型センサを使用して、日常の運動量、睡眠時間などの「生活データ」と、体重や血圧などの「身体データ」を収集する。問診を中心に集めていた生活データがリストバンド型センサを使用することで、数値として記録に残り、正確なデータを得られる。
他にも認知症の診断に用いられる脳内アミロイドβ蓄積量と、認知機能検査情報の「認知症関連データ」を収集する。今回の研究は、軽度の認知症を持つ200人を含む1000人が参加する。
認知症の発症予防に向けて
今回の実証研究は、「生活データ」、「身体データ」、「認知症関連データ」の関係性を検証して、身体情報や生活習慣から「認知症のなりやすさ」への因果関係を解明する。
東芝は、リストバンド型センサを提供し、収集したデータの解析を行う。今後、認知症リスクを抑えるサービスの実用化に向けて活動する。
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東芝 プレスリリース
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