自治体公式LINEからフレイル度チェック・健診予約

2024年6月25日

マイナンバーカードを活用。DX推進で住民サービス充実

株式会社スカラ(東京都渋谷区)の連結子会社、株式会社エッグ(鳥取県米子市)は、鳥取県日野町とともに、自治体公式LINEを活用した健康・介護予防のオンラインサービス「ASTERⅡ for LINE」をリリースしました。

「ASTERⅡ for LINE」は、自治体の公式LINEのリッチメニューから、マイナンバーカードの公的個人認証サービスとしてxIDアプリを活用し、フレイル対策(フレイル度チェック、予防プログラム提示等)や健診予約が可能となるオンラインサービスです。

サービスの特長

〈自治体公式LINEを活かした周知〉
LINEは幅広い世代がダウンロードしており、情報発信の要として公式LINEを開設する自治体も多くなりました。LINEをサービスの入り口とすることで、日常的に広い世代への周知、高齢世代でも利用のしやすいサ-ビス提供を実現します。

〈マイナンバーカードを活用して正確な情報を取得〉
本人が手入力等でアカウント登録をする場合、その情報の信頼性が低く(誤入力やニックネーム、適当な住所を登録してしまう等)、介護予防事業や医療と介護の一体的実施のハイリスクアプローチで活用する情報としては取り扱いできない場合があります。そのような情報の曖昧さを無くし、事業に活用できる情報を収集することを可能にしました。

〈xIDアプリ〉
xID株式会社が提供するマイナンバーカードに特化したデジタルID「xID」で情報を管理するアプリです。初回のxIDのアカウント作成時のみマイナンバーカードが必要となりますが、それ以降はスマートフォンさえあれば、マイナンバーカードの読み取りの必要がなく、生体認証やパスワード入力のみでログインや本人確認が可能となり、住民は無料でxIDアプリを活用できます。
xID株式会社サイト:https://xid.inc/home

ASTERⅡ for LINE

1.自治体公式LINEを入口とした住民サービス
2.フレイル予防・介護予防の住民向けサービスと、自治体事業の業務管理を合わせたシステム
3.本人認証にマイナンバーカードを活用(xIDアプリを利用)

健診予約システム

1.自治体公式LINEを入口とした住民サービス
2.健診予約の受付と予約者管理ができるシステム
3.本人認証にマイナンバーカードを活用(xIDアプリを利用)

ASTERⅡ for LINE、健診予約システムの誕生の背景

鳥取県日野町では、介護予防や健康管理においてデジタル活用を推進することで、高齢者が自立した生活を送ることができるように支援することを計画しています。エッグ社は、2020年から自治体の介護予防事業をサポートするサービスとして、高齢者のフレイル度(加齢に伴う心身の衰弱)をチェックするツール「ASTERⅡ for WEB」を提供してきました。

その過程で、高齢化率が高くなる一方、保健師等の自治体職員のヒューマンリソースが不足しており、チェックできる高齢者の人数や、チェックした後の介入に課題を抱える自治体が多いことが分かりました。自治体職員のヒューマンリソースに左右されず、高齢者自身がフレイル度チェックを行い、セルフ予防ができるサービスの提供が必要であると考えたことが、本サービス誕生の背景です。

そこで、このたび「デジタル田園都市国家構想交付金」の採択を受け、日野町、エッグがともに住民に向けてASTERⅡ for LINEおよび健診予約システムのサービスを提供することとなりました。

〈ASTERⅡ for WEB〉
タブレットで質問に回答するとフレイル度を自動判定するツールです。高齢者に判定結果を印刷して配布ができ、かつ、蓄積したデータで地域ごとのフレイル度割合等が自動集計できる機能を有します。

詳しくは下記外部リンクよりご覧ください。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
フレイル度チェックシステム「ASTERⅡ for LINE」公式HP


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