歯の数が多く、嚥下機能が良好だと、2年後の栄養状態が良好に
2024年1月11日
フレイルやサルコペニア予防に期待
岡山大学病院歯科・予防歯科部門の澤田ななみ医員、岡山大学学術研究院医歯薬学域予防歯科学の江國大輔教授らの研究グループは、高齢者において、現在歯数が多く、嚥下機能が良好であると、2年後の栄養状態が良好であることを明らかにしました。研究成果は、2023年10月17日、イギリスの学術雑誌「Gerodontology」にオンライン掲載されました。
研究発表のポイントは次の通りです。
・低栄養は、フレイル(加齢に伴う心身の虚弱)やサルコペニア(筋肉量や筋力の低下)のリスクを高めると言われています。
・今回のコホート研究において、現在歯数が多く、嚥下機能が良好な人は、2年後の栄養状態が良いことがわかりました。
・現在歯数や嚥下機能を維持し、良好な栄養状態を保つことで、将来のフレイルやサルコペニアを予防できる可能性があります。
本研究の結果から、現在歯数や嚥下機能を維持し、良好な栄養状態を保つことで、フレイルやサルコペニアを予防できる可能性が示唆されました。これは介護予防にもつながり、健康長寿社会を目指す日本において、健康寿命を延伸する一助となる可能性もあります。
詳しくは下記外部リンクよりご覧ください。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
【岡山大学】歯の数が多く、嚥下機能が良好だと、2年後の栄養状態が良好!フレイルやサルコペニア予防に期待
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