U-FactorとAIST Solutionsが共同研究契約を締結
認知症や脳梗塞後遺症、ALSなどの新薬開発に取り組む
乳歯由来歯髄幹細胞培養上清液で、アルツハイマー型認知症などの難治性疾患を対象とした治療薬の製剤化を目指す、創薬ベンチャーの株式会社U-Factor(東京都千代田区)は、国内最大級の公的研究機関である国立研究開発法人 産業技術総合研究所(東京都千代田区)の100%出資による、株式会社AIST Solutions(東京都港区)と共同研究契約を締結し、9月より共同研究を開始しました。
本共同研究は、2021年8月から2年間の産総研との共同研究成果をさらに発展させる形で2年間の枠組みでの締結されました。U-Factor社が開発している培養上清液には、多種多様なサイトカインやタンパク質、エクソソームに代表されるExtracellular Vehiclesが含まれていることがわかっており、2023年7月に特許出願(出願番号:特願2023-086930)した技術を用いて、対象疾患に対する作用メカニズムの解明などを行い、製剤化に向けて更なる研究開発を進めていきます。
私たち人間の身体は、約37兆個の細胞で構成されています。細胞は日々の入れ替わりや老化などで損なわれていきますが、損なわれた細胞を修復するのが、幹細胞と言われる特殊な細胞です。幹細胞自らが様々な細胞に分化(変身)し、再生する大きなパワーを持った細胞です。この幹細胞を培養するときに分泌される幹細胞培養上清液には、数千種類にも及ぶ成長因子やタンパク質が含まれており、これらを使用することで、体内の組織細胞の再生を促し、様々な効果を期待できることが解ってきました。
U-Factor社は、産総研と連携して、アルツハイマー型認知症や脳梗塞後遺症、ALS(筋萎縮性側索硬化症)など様々なアンメットメディカルニーズにこたえる新薬開発に取り組んでいきます。世の中には有効な治療方法が確立されていない病気が多数存在し、そのような病気に対して、当社の上清液の安全性・有効性を検証、立証していく予定です。
(画像はイメージです)
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国内最大級の国立研究所100%出資の株式会社AIST Solutionsと幹細胞培養上清液による治療薬開発を目指す創薬ベンチャーの株式会社U-Factorが、共同研究契約を締結
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