新書『90歳の幸福論』発売
92歳の母を持つ医師がいまいちばん伝えたいこと
50万部超の大ベストセラー『80歳の壁』や『60歳からはやりたい放題』の著者・和田秀樹の最新作『90歳の幸福論』が、扶桑社より発売されました。新書判で価格は税込968円です。
「人生100年時代」と言われて久しいですが、92歳の母を持つ高齢者医療の医師・和田秀樹が目の当たりにしてきたお年寄りたちから得た、「幸せな90代になるために必要なこと」を「健康」「お金」「生活習慣」「介護」などさまざまな観点から紹介していきます。
本書の一部を抜粋します(P111~より)。
「認知症の症状が進んだとしても、すべての能力が失われるわけではなく、いくつかの能力は残り続けます。なかでも、自分の身の危険性を感じる能力はもはや動物的本能なので、最後の最後まで発揮されるのではないかと思います。
認知症のひとり暮らしも危ないと考えられがちですが、実は認知症患者さんでひとり暮らしをしている方は大勢います。かなり重い人でもひとり暮らしをしています。
認知症になったからといっても、いきなり何もかもができなくなるわけではありません。
「残存機能」といって、昔から習慣づけていた行動ならば、認知症になっても変わらずにできることもたくさんあります。
「認知症=人生の終わり」だと悲観しないでほしいと思います。」
目次
1章 幸せなお年寄りの条件
・年寄りが不幸だなんて、誰が言った
・老いは人と比べられない
・要介護を避けたければ「フレイルサイクル」に陥るな
・愛されるお年寄りと愛されないお年寄りの壁
2章 他人や道具を頼って第2の人生を楽しむ!
・補聴器で認知症の入り口を遠ざける
・2回骨折しても歩ける92歳の母
・高齢者こそ情報発信をしてほしい!
・「一足先にお世話になるね」の精神
・なぜ家族に介護をさせないほうがいいのか?
3章 医者を信じすぎず健康な高齢者に
・「個人差」が無視される現代医学
・「認知症=人生の終わり」ではない
・「きんさんぎんさん」のように幸せなお年寄りに
・見逃されがちな「高齢者のうつ病」
4章 老後のお金を心配しすぎていませんか?
・元気なうちにお金を使いまくろう!
・「終活」をおすすめしない理由とは?
・子供に財産を残してもケンカになるだけ
・介護に必要な金額とは?
・生活保護は恥ずかしくない!
・理想的だった祖母の葬式
・可能な限り、働くという選択肢も
5章 “ごほうび”の時間を最大限満喫する生活習慣
・高齢者こそ栄養価が高いものを食べるべき
・コレステロール値を上げるべき医学的な理由
・「自炊しなければいけない」に縛られるな
・「脳トレ」よりもアウトプット!
・若い異性との接点をつくろう
・「若づくり」はできるだけしたほうがいい
・「都合のよいお年寄り」にならない!
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
『90歳の幸福論』扶桑社公式HP
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