新田ゼラチン、40歳以上に聞く、プレフレイル実態調査

2023年2月14日

コロナ禍で高まる「フレイル予防」の重要性

新田ゼラチン株式会社(大阪府)は、健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態を指す「フレイル」について、その実態を明らかにするために、全国40歳以上の男女600人に2022年12月17日〜18日「プレフレイル実態調査」を行いました。

コロナ前と比較し、約6割が「人との交流が希薄になった」、約5割が「運動することが減った」と回答しており、在宅での生活スタイルの定着がうかがえます。また、「食事の栄養や内容に気を遣うようになった」(49.8%) 、「運動することが減った」(49.5%)という人も多いようです。

本調査のスクリーニング調査において「改訂日本版フレイル診断」に基づき回答者の自覚症状を聴取したところ、対象となる40歳以上の人のうち、約1割が「フレイル」、4割以上が「プレフレイル」の基準に該当し、合わせて53.4%が「フレイル」または「プレフレイル」に該当するという結果になりました。

年代別では、「フレイル」の自覚症状が最も多いのは40代(13.1%)で1割以上となりました。「プレフレイル」は50代(51.1%)で最も多く、50代では61.4%と6割以上が「フレイル」「プレフレイル」に該当しています。筋力や歩行速度の計測は行っていないため、自己申告による結果ではありますが、40代、50代でも「フレイル」「プレフレイル」にあてはまるリスクがあることがうかがえます。

「適切な運動を実施」は3割以下「活気に溢れている」自覚は4割以下

身体的・精神的・社会的の3つの面を評価できる11項目の質問からなる「イレブンチェック」(※)を実施しました。「1日30分以上の汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施していますか」では、70.2%が「いいえ」と回答。日常的に適切な運動量をキープできている人は3割以下であることが分かりました。「自分が活気に溢れていると思う」人は36.4%で、4割以下と少ない結果となりました。「1日に1回以上は、誰かと一緒に食事をする」人は66.9%で、33.1%は「いいえ」と回答しており、約3人に1人が日常的に孤食状態にあるといえます。
(※)イレブンチェック
フレイルとなる高齢者を早期に発見して支援を行う介護支援事業の生活機能評価で、フレイルの身体的、精神的、社会的の3つの面(栄養、歯科口腔、運動、社会性、うつ、等)をチェックできる基本チェックリスト。

将来の健康について

自己申告で「フレイル」に該当する人は、「将来の心身の健康」に不安を感じている割合も高いこともわかりました。将来の健康(いつまでも心身が元気でいる状態とする)に不安を感じているかについて「フレイル」「プレフレイル」「フレイルフリー」(自己申告)3つのグループごとの結果を比較しました。

将来の【体】の健康については、「不安」(「とても不安」「まあ不安」の合計)とした人の割合は、「フレイル」(86.5%)、「プレフレイル」(84.5%)では8割以上と多い一方、「フレイルフリー」では64.0%となり、20ポイント以上の差がつく結果となりました。

将来の【心】の健康が「不安」な人は、「フレイル」(79.0%)が約8割で多く、「プレフレイル」(64.0%)とは15.0ポイント、「フレイルフリー」(48.5%)とは30.5ポイントもの差がつきました。

「フレイル」に当てはまる人は、将来の心身の健康に不安を感じる人の割合がより高いことが明らかになりました。また、【体】だけでなく【心】の健康についても不安を感じる人が全体で63.8%もいることから、心身両面での健康管理が重要といえそうです。

調査結果の詳細は下記外部リンクよりご覧ください。

(文頭画像はイメージ、文中画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
40歳以上の方のプレフレイル実態調査(新田ゼラチン公式HP)


このページの
上へ戻る