【介護とお金に関する調査報告】SOMPOひまわり生命保険
約8割が「親の介護に不安あり」と回答
SOMPOひまわり生命保険株式会社(東京都新宿区)は、3歳から小学生の子どもをもち、かつ自身の親と離れて暮らしている男女400名を対象に、介護や介護にまつわるお金に関する不安について調査しました。調査はインターネットにより10月25〜27日まで行われました。
調査の結果は次のようなものでした。
・コロナ禍3回目の年末となる今年は約7割が子どもと一緒に年末年始に帰省予定。2021年の年間の帰省は2回が最も多く、約6割がコロナ禍で帰省機会が減ったと回答しました。
・あと何回親に会えるか、半数が考えたことがあると答え、父母の介護に対する不安は、約8割が感じていました。一方、父母の老後対策事情を把握しているのはわずか2割でした。
・帰省時の祖父母から孫へのおこづかいは約6割がもらっており、平均は、年間1.5万円。使い道は約8割が貯金でした。
・半数以上が「孫のおこづかい」より「自分自身の老後の蓄え」にと考えている。 理由は「自分が楽しんでほしい」「いつまでも健康でいてほしい」が上位となりました。
「充分な準備をしている」はわずか4.8%
また、「将来、ご自身の親(父母)の介護によりご自身の子どもに負担をかけないよう、準備を行っていますか。」という質問では、「充分な準備をしている」と回答したのはわずか4.8%という結果となりました。「ご自身の親(父母)が老後のケアや介護費用などを目的に対策を行っているか知っていますか。」という質問でも、「知っている」と回答したのは23.3%と少ない結果となっており、今後増えていく可能性のある課題も家族間で準備や共有ができていないことがわかりました。
今回の調査では、介護に対して7割以上の人が不安を抱えており、深刻な問題であることが分かりました。孫へのおこづかいの額は日常のおこづかいより高く、孫へのおこづかいより「自分の老後の備えにあててほしい」と思っている方が高い割合を占めました。一方、もらったおこづかいの使い道については、「もしもの貯蓄」に回している家族が多いことから、将来への不安が大きいことも考えられます。
コロナ禍で家族に会う機会が大幅に減ってしまった昨今、昨年2021年は家族で会う機会は「年に2回」という人が高い割合を占めた結果から、仮に10年間健康で長生きできても、日数にするとわずか20日という計算になります。少しでも長く、健康に過ごしてほしいと考えるご家族にとって、いざという時、仕事との両立や精神面などでの負担が大きいのも事実です。
調査結果の詳細は下記外部リンクよりご覧ください。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
【介護とお金に関する調査報告】約8割が「親の介護に不安あり」と回答。半数以上が”孫へのおこづかいより、自分の老後に備えてほしい”
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