親の孤独死に関する意識調査

2022年12月20日

82%が親の孤独死を心配

終活情報メディア『終活瓦版』を運営する株式会社林商会(滋賀県大津市)は、離れて住む一人暮らしの親の孤独死に対する意識や対策、親との関わり方についてアンケート調査を実施しました。調査は一人暮らしの高齢の親をもつ20代~60代以上の男女200名を対象に11月9~11月23日までインターネットを利用して行われました。

「親の孤独死について考えたことがありますか?」という質問に対しては、82%の人が「ある」と回答し、「親の孤独死対策を行なっていますか?」という質問に対して「行なっている」と回答した人は57%でした。「親の孤独死対策を行なっている」と回答した人に対して「具体的に取り組んでいることを教えてください」と聞くと、「定期的に連絡する」(98票)、「定期的に訪問する」(50票)、「訪問サービスを利用」(9票)が続きました。

「親と会うための移動時間(片道)を教えてください」という質問に対しては、「1時間」(53票)、「2時間」(43票)、「30分」(32票)、「5時間」(22票)、「3時間」(18票)と続き、親との連絡頻度を聞くと、「1週間に1回」(42票)、「2~3日に1回」(38票)、「1か月に1回」(30票)、「毎日」(29票)、「2週間に1回」(22票)が続く結果となりました。

全体の半数以上の人が、1週間に1回以上の頻度で一人暮らしの親に連絡を取っており、親の孤独死を防ぐ対策として、多くの人が定期的に親に連絡を取ったり訪問したりしているようです。

回答者コメント

〈定期的に連絡すると答えた方のコメント〉
・周りに住んでいる人とコミュニケーションが取れていない為、何かあっても気づいてもらえない可能性が大きいので、自分から直接親へ連絡を取るようにして変化に気づけるようにしている。(70代の父親をもつ30代女性)
・毎日の日課を決め、おはようからLINEをし返信を待ち生存確認をしています。連絡がなかったら近所の人に連絡して確認してもらうようにしてます。(80代の父親をもつ20代女性)

〈定期的に訪問すると答えた方のコメント〉
・母が一人暮らしで、車にも乗れないので日常的な買い物などを届けるためや、家の掃除などで週に2回以上は訪問するようにしている。倒れたりしてないかも不安なので出来るだけ毎日連絡は取るようにしている。(60代の母親をもつ30代女性)
・生存確認のため。実家に車を置いてから仕事にいき、帰りも車をとりに行けば一日に2回は短時間でも気にかけることができるので。 親は申し訳なく思ってしまうといけないので、駐車場がわりにきてるだけだから気にするな?と伝えている。(70代の母親をもつ40代女性)
・母からも連絡が来ますが、毎週連絡したり、歩いて行ける距離にスーパーや、かかりつけのクリニックがないので、定期的に実家に行き、病院送迎したり、買い物に連れて行ったりしています。(80代の母親をもつ50代女性)

〈訪問サービスを利用と答えた方のコメント〉
・小規模多機能型居宅介護のサービスを利用しています。主に通所介護と、自宅まで来て様子を見てくれる通いのサービスを利用しています。そちらの施設とも定期的に連絡をとっています。(80代の父親をもつ40代男性)
・定期的に連絡する事でお互いに安心出来ますし訪問サービスを利用したりスマホのアプリを使い何かあった時にすぐ対応出来る様に対策を行っています。(80代の母親をもつ50代女性)
・定期的に連絡をしたら訪問サービスをしようすることで生存確認をすることができる。(80代の母親をもつ50代女性)
・訪問サービスを利用は、自分が近くに住んでいないから。(70代の父親をもつ40代女性)

(画像はイメージです)

▼外部リンク
【離れて住む一人暮らしの親が心配…】親の孤独死に対する意識や対策、親との関わり方について200名に調査


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