『JIN-仁-と学ぶ認知症「超」早期発見と予防法』発売

2022年3月4日

認知症の常識が変わる

集英社から書籍『JIN-仁-と学ぶ認知症「超」早期発見と予防法』(高島明彦・村上もとか著)が発売されました。村上もとかの幕末漫画『JIN-仁-』の主人公である脳外科医・南方仁が認知症研究の第一人者を訪ね、認知症と脳の仕組み、VRゴーグルを用いた仮想空間で測る認知症の「超」早期発見、実践したい日々の予防法などを聞きます。
著者は、認知症のスペシャリストとして知られる高島明彦と『JIN-仁-』の作者村上もとか、価格は税別1,500円、『JIN-仁-』の作者・村上もとかの書きおろしイラストを収録。

老化によって脳細胞が破壊される認知症は、人生を重ねる私たちにとって避けられない病気として知られます。しかし認知症になる要因と経過を正しく知り、早期発見できれば、重症になる前に対処することができます。

第三章では、そのための鍵となる「VRゴーグルを使った空間ナビゲーション脳機能測定」を南方仁が体験し、「スタート地点から2地点を通り、元のスタート地点に戻る」というシンプルな検査内容に秘められた検査効果を確かめます。 本書の目次(抜粋)は以下の通りです。

目次(抜粋)

第一章 認知症を知る
βアミロイドとタウ、二つのタンパク質がアルツハイマー病の要因に
タウタンパクが蓄積することで脳が縮む
空間を認識する海馬の場所細胞と嗅内野の格子細胞
アルツハイマー病を発症する以前に、匂いに鈍感になる!?
嗅内野をもっと知ろう!
タウタンパクにこそ、アルツハイマー病の鍵がある
脳の老化は、性成熟のあとに始まる
アルツハイマー病の治療の歴史
漢方薬もアルツハイマー病に有効だった

第二章 脳の仕組みを知る
人間の脳は、「脳幹」「小脳」「大脳」の三つの要素で構成されている
脳から脳へと情報を伝達する「シナプス」の働き
ロンドンのタクシー運転手は海馬が大きい
記憶は上書きされていく
人の顔だけを認識する顔細胞がある
ボーッとしている時間にも脳は活性化していた

第三章 VRゴーグルによる認知症「超」早期発見
VRゴーグルを使って認知症のリスクを超早期に発見
南方仁のVRゴーグル体験
南方先生のVRゴーグルテストの結果判定は
脳機能を改善するサプリメント!?
空間ナビゲーション機能をトレーニングする!?
在宅でもVRテストができるようになる

第四章 認知症の危険因子と予防法
サッカーのヘディングもアルツハイマー病の要因に
糖尿病で、アルツハイマー病発症のリスクが4.6倍に
うつ病と心臓病もアルツハイマー病の危険因子に
生活習慣病の原因、すべてがアルツハイマー病の要因に
予防1 食事は栄養バランスをよく考えよう
予防2 ポリフェノールは、βアミロイドタンパクを抑制する
予防3 体を整える
予防4 脳を刺激する
アルツハイマー病とどう向き合うか

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
高島明彦・村上もとか著『JIN-仁-と学ぶ認知症「超」早期発見と予防法』発売。


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