『脳の寿命を決めるグリア細胞』発売
なぜ脳トレだけでは認知症を防げないのか?
青春出版社(東京都新宿区)は『脳の寿命を決めるグリア細胞』(岩立康男 著、税込1,023円)を11月2日に発売しました。現役の脳神経外科医である著者が、「グリア細胞」の重要性を解き明かし、日常生活で実践できる負担の少ない脳の使い方を紹介します。
高齢化が進む現代日本では、「認知症」は誰でもなる可能性のある病気です。認知機能を司っているのは脳ですが、脳というと「ニューロン」という神経細胞が集まっているというイメージがあるのではないでしょうか。実は脳の8割は「グリア」という神経ではない細胞でできており、この「グリア細胞」こそが、ニューロンを守る他、思考や記憶、感情など多岐にわたる働きをする“陰の立役者”だったのです。
『脳の寿命を決めるグリア細胞』内容
◆脳はグリア細胞から老化する
◆アインシュタインの脳はグリア細胞が多かった
◆忘れることは新しい記憶の形成に欠かせない
◆精神的ストレスから脳を守る技術
◆「寝ること=脳を休めること」ではない
◆脳にとってゲームは害悪とは言い切れない理由
◆3歳までに”喜ぶ神経回路”の形成を
◆間違った脳の使い方が、老化を加速させる
著者プロフィール
岩立康男(いわだて・やすお)
1957年東京生まれ。千葉大学医学部卒業後、脳神経外科の臨床と研究を行う。主に、脳腫瘍の手術と、グリア細胞が腫瘍化した「グリオーマ」の研究を行い、その悪性化の分子機序、免疫学的治療と腫瘍微小環境の変化などに関する論文多数。正常グリア細胞がグリオーマの進展を抑えていることに着目し、治療に応用してきた。
2016年から千葉大学脳神経外科学教授。2017年には、グリオーマ細胞の治療抵抗性獲得に関する論文で米国脳神経外科学会(Congress of Neurological Surgeons)の腫瘍部門年間最高賞を受賞。
(画像は公式HPより)
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