『世界アルツハイマー報告書2020』発表
テーマは「認知症に関連したデザインと建築環境」
国際アルツハイマー病協会(Alzheimer’s Disease International)は9月21日『世界アルツハイマー報告書2020:デザイン、尊厳、認知症 – 認知症に関連したデザインと建築環境』を出版しました。
『世界アルツハイマー報告書』は、認知症についての理解を深めるために、ADIが2009年より毎年、出版しているものです。今年のテーマは「デザインと建築環境」、世界で初めて、認知症デザインを包括的にとりあげる報告書となりました。
「バリアフリーなどの身障者用のデザインに比べて、認知症の人のためのデザインのガイドラインや原則の適用は30年ほど遅れている」と指摘し、世界各国において建築環境における認知症デザイン導入の早急で大幅な向上が必要であると提言しています。
認知症を障害と明確に認識し、身障者向けのデザインと同様に、認知症の人々が生活する場(自宅、介護施設、病院、公共施設など)において、良い認知症デザインを導入することを世界各国政府や諸機関に対して求めています。
日本のメディヴァ社も寄稿
本書の中で、医療コンサルタントの株式会社メディヴァ(東京都世田谷区)は、自社で手掛けてきた事例をもとに、認知症デザインについて寄稿しました。タイトルは「Japan: Experience of dementia design and education in Japan(日本:日本における認知症デザインとその学びからの知見)」。日本における認知症デザインの事例、デザインからの学びをテーマに報告しています。
『世界アルツハイマー報告書2020:デザイン、尊厳、認知症 – 認知症に関連したデザインと建築環境』は、下記外部リンクよりダウンロードできます。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
認知症デザインに関する世界初の包括的な報告書『世界アルツハイマー報告書2020』に寄稿しました
『世界アルツハイマー報告書2020:デザイン、尊厳、認知症 – 認知症に関連したデザインと建築環境』
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