協同乳業・山口県など6者連携の高齢化対策地域コホート研究開始

2020年8月26日

高齢者の健康づくり等をテーマに

協同乳業株式会社、株式会社島津製作所、花王株式会社、山口県、山口市、国立大学法人山口大学の6者は、高齢者の健康づくり等をテーマとした地域コホート連携(※)に関する合意書を8月19日に締結。山口大学医学部に当該研究に取り組む社会連携講座を設立することとなりました。
※【コホート連携(研究)】分析疫学の研究手法。特定の要因と疾病発生の関連を調べる観察的研究。

山口県の高齢化率(総人口に占める65歳以上の比率/2019年10月時点)は34.3%であり、全国平均の28.4%を上回っています(全国第3位)。本研究はこの課題に対応するためのもので、本連携では、山口県、山口市および山口大学が同大学に高齢者の健康づくり等をテーマにした地域コホート研究講座を設置し運営します。

認知機能の関連研究にも期待

山口大学、協同乳業、花王および島津製作所は、高齢者の介護予防、加齢に伴う認知機能・移動機能・口腔機能などの低下予防に対する生活習慣や腸内フローラの関係性についての検証等をテーマとした山口県における地域コホート研究を実施します。

協同乳業は、腸内細菌叢の代謝産物解析を利用した機能性食品を開発しており、腸内細菌叢により産生されるポリアミン(生物の全細胞に存在する生理活性物質)がマウスの寿命伸長を促し、加齢に伴う学習記憶力の低下を防ぐことを見出しています。

島津製作所は、クロマトグラフや質量分析計など、血液や食品などに含まれる多成分を高感度に検出する高度な技術・製品を有しています。認知症に関しては血液から高い精度のアルツハイマー病変(アミロイド蓄積)検出法開発の実績があります。

花王は、血中のキラルアミノ酸を迅速・高感度に一斉解析する技術を有しており、認知機能の変化を評価する指標として、血中に微量しか存在しないD-アミノ酸が有用であることを発表しています。

コホート研究講座の概要

コホート研究講座の概要は次の通りです。

【高齢者の健康づくり等をテーマとした地域コホート研究講座】
設置日 :令和2年8月19日
担当教員:山口大学大学院 医学系研究科 公衆衛生学・予防医学講座
     田邉剛教授、長谷亮佑講師
研究内容:高齢者の介護予防、加齢性疾患の抑制効果
     生活習慣病と腸内フローラとの関連性についての検証
実証期間:令和2年8月19日~令和5年3月31日(約2年8カ月)
実証場所:山口市阿知須地域

(画像はイメージです)

▼外部リンク
協同乳業、島津製作所、花王、山口大学、山口市、山口県が協業 高齢者の健康づくり等をテーマにした地域コホート研究で提携


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