HMT社、軽度認知障害バイオマーカーに関する特許共同出願契約
「岩木健康増進プロジェクト」のビックデータを活用
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(山形県鶴岡市、以下「HMT」)は、国立大学法人弘前大学および国立大学法人東北大学の3者間で、「革新的イノベーション創出プログラム「COI STREAM」」の研究成果を産学官民の共同で開発・普及させることを目指し、軽度認知障害(MCI)マーカーに関する特許共同出願契約を締結しました。
HMT社は、2017年1月より弘前大学COIに参画し、2019年5月に弘前大学に開設した共同研究講座において、「心と身体の健康増進、疾患の超早期予知・予兆に資するバイオマーカーの探索および予測モデルの構築」を目指して活動しています。
弘前大学が青森県弘前市で十数年間実施してきた「岩木健康増進プロジェクト」の超多項目健康ビックデータの解析を基礎として、認知症・生活習慣病などの早期発見ならびに予防方法が提唱されてきました。また、2018年からの2年間、弘前大学COIと東北大学COIとの間で「岩木健康増進プロジェクト」のフィールドを生かした、研究がなされ、その成果として、複数の有効な MCIバイオマーカーを発見するに至りました。
弘前大学・東北大学・HMTが連携して社会実装を目指す
当該バイオマーカーを用いて認知症の前駆段階であるMCIをスクリーニングすることや、MCIの状態をモニタリングすることにより、認知症発症前の早い段階から効果的な予防および認知症の超早期診断法の確立に繋げられることが期待できます。
HMT社ではうつ病を含めた精神疾患領域におけるバイオマーカー等の研究開発を進めており、本成果を開発・普及させるため、弘前大学および東北大学の持分の一部譲渡を受けて特許共同出願を行うと共に、独占的実施権の許諾を受けることになりました。
今後は、本成果の社会実装に向け、MCIバイオマーカーの測定系の開発と検証を連携して進め、予防医療への貢献と健康課題の解決に向けて、引き続き活動を継続していきます。
(画像はイメージです)
▼外部リンク
軽度認知障害バイオマーカーに関する特許共同出願契約締結のお知らせ~弘前大学・東北大学・HMT が連携して社会実装を目指す~
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 11/28(木)「オンラインフレイル予防講座」防災編を開催(福岡市)
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- ユッキー先生の認知症コラム:第3回 物忘れが心配、認知症を予防するには・・・(その1)