予防しましょう!高齢者の肺炎
高齢者は、感染に対する抵抗力が弱いため、感染症にかかりやすく、症状が現れにくいといった特徴があります。
そして、デイサービスやショートステイなど高齢者が集団で過ごす場は、感染が広がりやすい環境です。
今回は、高齢者の肺炎の特徴と、予防の方法についてご説明します。
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肺炎とは?
肺炎¹⁾とは、細菌やウイルスなどの病原体が感染して、肺に炎症を起こします。そのため、肺の役割である酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する働きが効果的に行われなくなります。その結果、呼吸が速くなったり、息苦しい、呼吸困難などが起こる場合があります。
症状は、38度以上の熱、咳、痰、息切れ、胸の痛みなどがみられます。
しかし、高齢者はこのような症状が現れにくいのが特徴です。例えば、なんとなく元気がない、食欲がない、ずっと寝ている、などが現れやすいと言われています。
肺炎にならないためにはどうしたらいいの?
高齢者の場合、加齢に伴って抵抗力が弱くなるため、感染症にかかりやすくなります。また、集団で過ごす機会も多いため、感染が広がりやすくなります。
肺炎だけでなく、感染症の予防として重要なのは、手洗い・うがいの徹底、消毒用アルコールによる手指の消毒、マスクの着用、咳エチケットなどを行い、予防しましょう。
また、手を拭く際は、乾いたハンカチやタオルで十分に水分をふき取りましょう。
まとめ
感染症の予防には、手洗い・うがいなどをしっかり行うことが大切です。なんとなくおかしいな?という場合には、速やかに受診をしましょう。
参考文献:1)日本呼吸器学会.市中で起こる肺炎(2020年1月30日アクセス)
2)稲松孝思.高齢者が感染症を引き起こすメカニズム.Journal of Healthcare-associated Infection.2018,Vol.11,No.2,p33-38.
3)厚生労働省.新型コロナウイルスに関するQ&A(2020年1月30日アクセス)
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