GNヒアリングジャパン、聞こえに関する意識調査

2019年11月20日

同社の無料オンラインツール「きこえのチェック」を活用

デンマークに本社を置く補聴器のトップメーカー、GNヒアリングの日本法人GNヒアリングジャパン株式会社(神奈川県横浜市)は、無料オンラインツール「きこえのチェック」を無料公開するとともに、同チェックを活用した聞こえに関する意識調査を行いました。

「きこえのチェック」は、デンマーク本社と共同で音声に従ってイラストや数字をクリックして聞こえのチェックをし、難聴の早期診断につなげるための無料オンラインツールです。

同社では2019年9月、自分の聴力はまだ衰えていないと思っている40〜50代の男女200名を対象に、オンラインツール「きこえのチェック」を含んだ聞こえに関する意識調査を行いました。

40〜50代でも約1割弱に衰え

調査によれば、オンラインアプリ「きこえのチェック」を受けて、「耳老化が始まっているかもしれないと思った」は8%。さらに日々の暮らしで「数人で会話をしている時、聞こえていなくて自分だけ会話についていけないことがある」と感じている人は9%もいることが分かりました。つまり、40〜50代でも約1割弱に衰えが始まっていると言えるでしょう。

さらに調査では、この先老化が進んでほしくない部位をたずねたところ、肌や眼を抑えて「脳」と答えた方がトップに。「聞こえにくくなると、認知症のリスクが上がることを知っていますか」という問いに対しては、知らない方が約7割もいました。 このことから、「難聴は認知症のリスクのひとつである」ことが、まだまだ認知されていないことが分かります。

最新の研究では、聞こえの低下が認知症と関係していることが明らかになってきています。難聴に詳しい新田清一医師(済生会宇都宮病院耳鼻咽喉科 主任診療科長)は、「年をとると、だれでも耳が遠くなります。これを加齢による難聴、加齢性難聴と言います。しかしそれを『年だから仕方がない』とそのまま放置していると、思わぬリスクを招きます」と警鐘を鳴らし、
「うつ、社会的孤立、運転能力の低下など、難聴の影響は数多く報告されています。聞こえの低下に対して、早めに対策をとることが認知症予防にもつながると期待されています」と語ります。

(画像はイメージです)

外部リンク

GNヒアリングジャパン、オンラインツール「きこえのチェック」を含んだ聞こえに関する意識調査
オンラインツール「きこえのチェック」


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