福岡県大牟田市、パーソンセンタードリビングラボによる共同実験
地域と企業が関わり合う新しい形
超高齢社会先進都市である福岡県大牟田市、一般社団法人大牟田未来共創センター、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)、日本電信電話株式会社(NTT)は、2019年8月30日より、地域と企業が新しい形で関わり合う「パーソンセンタードリビングラボ」による社会課題解決の共同実験を開始します。
福岡県大牟田市、NTT西日本、NTTの3者により2018年2月よりリビングラボ共同実験を開始していましたが、従来のリビングラボの手法では、生活者の統合的な暮らしや地域の持続可能性をめざした真の課題を設定できないため、結果として大きな成果を生みだしにくいという難しさを抱えていました。
よりその人らしい暮らしの実現を目指して
さらに地域に寄り添った共同実験を行うため、「パーソンセンタードリビングラボ」に至ったわけですが、これは、大牟田市で20年近くに渡り取り組まれてきた、周りの人とのつながりの中で「その人らしい暮らし」を統合的に捉える「パーソンセンタード」という人間観が、前述の偏った課題設定に陥らないために重要であるという考え方により行われます。
「パーソンセンタード」は、その人間観を持つ、「1.生活者の生活課題に日々向き合い続けるソーシャルワーカー等の福祉・医療従事者」と、「2.地域において真に解くべき課題を探索・設定できる組織」が地域に常に存在し、互いに連携していることが大切だということです。地域側の主体として社会課題解決やサービス開発に深く関わる組織としては、2019年4月に大牟田未来共創センターが設立されました。
実験は2019年8月30日〜2020年7月31日まで行われ、健康や予防に関心のある住民や住民らを支援する福祉関係者と共に対話ワークショップを複数回行う中で、それぞれの人の持つ「その人らしい暮らし」のあり方の検討やその暮らしを支えるプロトタイピングを行いながら住民のウェルビーイングな暮らしの実現をめざします。
詳しい内容は下記外部リンクよりご覧ください。
(文頭画像はイメージ、文中画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
地域と企業が新しい形で関わり合うパーソンセンタードリビングラボによる社会課題解決の共同実験を開始
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