アクアバンク、「水素吸引連用による認知機能への作用」を発表

2019年4月11日

鹿児島県西之表市の研究に水素吸引を導入

株式会社アクアバンク(大阪市)は、3月2日~3日に東北大学にて開催された「第20回日本健康支援学会 年次学術大会」において、アクアバンク・鹿児島県西之表市・筑波大学大学院が2018年より行っている産官学連携の介入試験検証報告「水素吸引連用による認知機能への作用」を発表しました。

鹿児島県西之表市(高齢者支援課)及び筑波大学大学院では、官学共同で1年をかけ地域住民の認知機能に関する実態調査を実施し、心身の健康状態の低下などの課題が明らかとなりました。調査によって明らかとなった健康課題を解決するため、地域在住高齢者を対象に1ヵ月間にわたり同社の水素吸引連用を行い、前後の比較試験を実施。水素吸引による心理生理学的有効性について検証しました。

同社の水素吸引は、実証テストの結果から水素吸引による記憶力・集中力などの認知機能の向上が示唆されており、介入試験の参加に至りました。研究対象や介入方法、測定内容は次の通りです。

認知機能を高める効果を示唆

■対象
鹿児島県西之表市在住高齢者17名(男性5名/女性12名)
※平均年齢75.9±6.0歳

■介入方法と測定内容
水素吸引器を1ヵ月間、1回5分 1日5回を目標として対象者に水素吸引をしていただき、吸引前後で下記のごとく測定を行いました。
①認知機能:Mini Mental State Examination(MMSE)
※10~15分程度の短い時間で認知機能の障害があるかどうかを調べる検査。
30点満点中、23点以下で認知症の疑い、27点以下は軽度認知障害(MCI)の疑いがあると判断されます。
②心理社会面の測定:健康関連QOL尺度 Sf-36/抗うつ尺度 Self-rating Depression Scale/心の健康 WHO SUBI/神経症アセスメント GHQ-12
③睡眠:不眠症アセスメントアテネ不眠尺度/睡眠障害アセスメントピッツバーグ睡眠質問票日本語版
④生理面の測定:脳年齢測定/血管年齢測定/脳実行機能測定/30秒椅子立ち上がり検査 /Timed Up & Go Test
※倫理的配慮としてチヨダパラメディカルクリニック倫理審査委員会の承認のもとに実施しています。

今回の研究により、1ヵ月水素吸引連用の効果として「認知機能の向上」が追認されました。特に、軽度認知障害が疑われる高齢者に対してMMSE得点の向上が認められたことから、認知機能を高める効果があることが示唆されました。また、30秒椅子立ち上がり検査の回数増加傾向・姿勢機能のゆれ値の低下が認められ、膝運動や姿勢のふらつき低下など、体性感覚機能の向上も示唆されました。

アクアバンク社は、ヘルスケアベンチャーとして「健康を通じて社会に貢献すること」を基本理念とし、科学的臨床エビデンスをもとに健康寿命を延ばすための水素関連製品を研究・開発しています。

(画像は同社HPより)

▼外部リンク
アクアバンク、日本健康支援学会にて『水素吸引連用による認知機能への作用』を発表


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