徘徊の認知症高齢者、深夜に自動車専用道ではねられ死亡【仙台】

2015年3月11日

前日昼から行方不明

宮城県では、3月1日午前1時すぎ、仙台市内の自動車専用道で、道路上の歩行者に後ろから直進してきた乗用車が衝突し、死亡するという事故が起きた。

亡くなったのは78歳の女性で、現場は街路灯がなく夜間の見通しの悪い場所だった。

「死亡した女性は認知症の疑いがあり、前日昼から行方不明になっていた。警察では女性が長町ICから誤進入したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。」(レスポンスより引用)

交通事故による高齢死傷者数急増

早朝や夕暮れ時、夜間における高齢歩行者の交通事故は、全国的に急増している。それらの多くは、道路上を歩いている時や横断している途中に起きたものだ。

宮城県では、平成25年12月末現在、65歳以上の高齢者が死傷した交通事故は、前年に比較して発生件数および死傷者数が増加。特に、死者数は前年比5割増しの13人と大幅に増えたと発表している。高齢者が死亡した事故は、84件中35件と、4割を超える高い割合となった。

高齢死傷者のうち約2割は、歩行中の事故。しかも歩行中の高齢死傷者の6割が道路横断中の事故で、高齢歩行者側にも、横断歩道外横断、走行車両の直前横断などの違反が認められたとのことだ。

徘徊高齢者を交通事故から守るには

認知症高齢者、徘徊高齢者には、交通量の激しい道路を歩いているという自覚があまりない場合が多い。車のスピードに対する意識もうすく、道路を横断することへの危機感に乏しい。

薄暗い時間帯や真夜中、目立たない服装で歩いている高齢者に対し、ドライバーはどうしても気づくのが遅れてしまう。

明るい昼間のうちに、徘徊している高齢者を見かけたら声をかけ、家を尋ね、然るべき機関に通報することが、高齢者を交通事故から守る一番の手立てかもしれない。

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▼外部リンク
宮城県警 交通死亡事故発生速報
宮城県平成25年高齢者の交通事故発生状況


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