つくば市、簡易嗅覚検査装置のモニター試験を実施

2019年2月22日

健康診断への嗅覚検査導入で、認知症予防を目指す

嗅覚検査装置を開発するペンギンシステム株式会社(茨城県つくば市)は、平成30年度つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業(茨城県つくば市)に採択された、「健診時に嗅覚も検査することで認知症に早めに気付ける社会を実現!」の実施に向けて、簡易嗅覚検査装置のモニター試験を2月25日・2月28日の2日間、つくば市役所において行います。

同社の簡易嗅覚検査装置は、匂いの提示から排気までを1台にまとめることで、検査時間の削減・小規模スペースでの検査を可能にした、これまでにない新しい装置です。国立研究開発法人 産業技術総合研究所との共同研究の成果を用いて開発されました。

アルツハイマー病やパーキンソン病の早期の段階において嗅覚能力の低下が起こることが数多く報告され、嗅覚異常の早期発見が、認知症などの脳異常の早期発見に繋がると言われています。

現在行われている嗅覚検査は、手作業による検査が主で検査時間・検査後の臭気の残留や周囲へ拡散のなど多くの課題があることから、視力検査や聴覚検査のように簡単に検査ができず、普及が進んでいません。将来的には、健康診断に本装置による嗅覚検査を導入することで、「病気や認知症の早期発見ができる社会」の実現を目指すとしています。

実施概要

○実施主体:ペンギンシステム株式会社
○日時:平成31年2月25日(月)10時00分 から 15時00分まで
    平成31年2月28日(木)10時00分 から 15時00分まで
○場所:つくば市役所(つくば市研究学園一丁目1番地1 )本庁舎5階
○対象:20代~80代の健康な方
※事前申込不要、費用は無料、「つくば市役所本庁舎5階」で受付。

(画像は茨城県グローバルニッチトップ企業育成促進事業HP、該当ページより)

▼外部リンク
【市民モニター募集】簡易嗅覚検査装置の体験会を実施します!
平成30年度つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業に採択された、「健診時に嗅覚も検査することで認知症に早めに気付ける社会を実現!」事業について


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