「ストップ!孤立死」 認知症高齢者らの「見守り」を いずみ市民生協【大阪】

2015年3月6日

藤井寺市社協といずみ市民生協協定締結

藤井寺市社会福祉協議会といずみ市民生協は、2月27日、高齢者の見守りに関する協定を締結すると発表した。 「ストップ!孤立死」がこの取り組みの合い言葉である。

締結式は、3月13日(金)午前11時より、藤井寺市社会福祉協議会福祉会館で実施する。

宅配事業の業務中などに

いずみ市民生協では、2月25日現在、8つの市町村または社会福祉協議会と高齢者見守り協定の締結、ならびに見守りネットワークの協力事業所登録をおこなっている。対象となるのは、八尾市・堺市堺区・貝塚市・泉佐野市・東大阪市・河南町・太子町・柏原市。

同協定によりいずみ市民生協では、宅配事業の業務中に、職員が訪問先でなんらかの異変を察知したり、会話がかみ合わないなど気になることがあったりした場合、社会福祉協議会に通報することとした。また、安全確保上必要であると判断した時には、速やかに消防署、あるいは警察署に通報する。

地域の認知症高齢者を救う「見守り」と「気づき」

藤井寺市では、社会福祉協議会による「地域見守り活動に関する協定書」が、2014年12月にスタート。市内の住人が地域社会から孤立することを防ぎ、安心して生活できる環境を整え、さらには地域内の福祉の向上をめざすものだ。

昨今は、高齢者の孤独死や虐待による死亡、介護疲れによる殺人などのニュースが後を絶たない。国が在宅介護を推進する今日、地域の住人や関係機関など、1人1人の「見守り」が大切なものとなる。

周囲の人々の「見守り」と「気づき」が、地域社会における高齢者の孤立を防ぎ、認知症の人を徘徊から救い、隠れた虐待の発見につながっていく。

いずみ市民生協は、今後も地域の住人が安心して暮らせる町づくりのために、市町村・行政機関などと連携した活動を進めていく方針だ。 「ストップ!孤立死」は、誰もの願いである。

(画像はプレスリリースより)

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▼外部リンク
大阪いずみ市民生活協同組合 プレスリリース(Dream News)
大阪いずみ市民生活協同組合

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